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2023年バックナンバー

雑記帳

バスの事故

 日本の路線バスは、安全に相当配慮するようになりました。

 私が、西宮市内でよく利用する阪神バスは、安全配慮が行き届いていて、大阪市バスと「えらい違い」とよく思ったものです。

 大阪市バスもよくなりました。
 バスが動いているときは席を立たないようにとのアナウンスは行き届いています。
 また、運転手が、身体障がい者の乗降を助けるということもよく見ます。
 乗客も、時間が遅れると不平不満をいう人もみません。

 留学中に、ドイツの市街電車やバスを結構利用しましたが、安全管理は行き届いています。
 また、身体障がい者の人が、公共交通機関を利用するときの配慮は、日本よりはるかに行き届いていますし、多くの身体障がい者の人が利用しています。

 ドイツ留学をしていたときは、一刻一秒を争うということがないのですが、1時間に1本という電車に乗ろうとするときは、かなり余裕を持って市街電車やバスを利用していました。

 バスの運転があらっぽいのはアジア諸国です。

 韓国、台湾、香港などでバスに乗るときは、気をつけていないと、急発進や急停止を平気でしたり、乗客が段のところに乗った時点で扉が閉まったり、乗客が席につく前に発車したり平気でします。

 ロンドンもあらっぽいようです。
 ロンドンの二階建てバスは、ある意味、観光客の名物になっています。
 その昔は、車掌がいたものですが、今は完全なワンマンになっていますし、コインなど現金の授受はできず、交通カードをタッチするだけになっています。
 ロンドンのバスは、少し古い統計ですが、2年間(平成27年、28年)に、25人の死者と約1万2000人のけが人を出す事故を起こしていたことが、ロンドン市議会が、平成29年7月17日に公表した報告書で明らかになりました。

  約1万2000人のけが人のその多くが乗客で、急ブレーキで転ぶなどしたということです。

 ロンドンのバスは運転が荒い理由には、運転手が定刻を守ろうと急ぎすぎる事情があるそうです。

 バス事業者はロンドン交通局と運行契約を結ぶが、定時運行を守る事業者ほど収入が多くなる仕組みで、「定時運行を重視しすぎることが、バスの安全性を危うくしている」としています。

 地下鉄運賃が高いロンドンでは、バスは重要な交通手段で、平成28年の利用者は23億人だそうです。しかし、安全性は、平成27年の統計で、世界の15の大都市の中で最下位だったそうです。

 ちなみに、交通カード(オイスターカード)を利用しない場合、地下鉄初乗り2.4ポンドで348円、バストはどこまで乗っても、1.5ポンド218円です。

 ポンドも安くなりました。
 私が昭和57年にドイツに留学していたころは、1ポンド400円しました。
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