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2023年バックナンバー

雑記帳

令和5年のサマータイム終了

 ヨーロッパでは、3月最終日曜日から10月最終土曜日までがサマータイムで、令和5年の場合、10月29日午前2時の日曜日にサマータイムが終了します。
 時計を戻します。

 サマータイムは、ヨーロッパ諸国や、オーストラリア・ニュージーランドなどで施行されています。
 夏の間(といいますか、サマータイムの期間のほうが、本来の期間より長期間となります)1時間だけ時間を前にずらすという方法がとられます。
 朝1時間早く出勤し、夕方1時間早めに帰宅ということになります。
 緯度の高い地域では、午前4時台から明るいですから、1時間早めに出勤すれば、同じ労働時間なら、1時間早く帰れるということになります。
 日本でも、戦後直後に実施されたことがあったそうですが、2年で廃止になっています。

 陸続きのヨーロッパなどは、サマータイムの実施日も同様にしないと、自動車で国境を越えたとたん、時差なしのはずが1時間ずれるということがおきますから、年2回、同一日時に一斉に1時間、時間をずらします。
 なお、陸続きであっても、国が違えば時差があるという例があります。
 当然のことですね。
 スペインとポルトガルは陸続きですが、スペインががポルトガルより1時間進んでいます。
 ただ、季節によって、時差があったりなかったりというのは好ましくありません。

 私は、ドイツに2年間留学していますが、サマータイムがあるから体内時計が狂って体調をくずしたとかいうことはありませんし、通常の人にとっては、どちらでもいいことです。
 年2回、時計を進めたり遅らせたりするだけのことですから。
 ただ、留学中の週末、電車とフェリーでコペンハーゲンに行くツアーに参加したことがあるのですが、ちょうど切替え日で、正しい予定表を電車に乗るときに、変更された予定時刻の一覧表を渡された記憶があります。勘違いしていたことに気づいたのでしょうね。

 ただ、現在のように、コンピュータがないと世の中が動かないということになりますと、ちゃんとした準備が必要です。
 ヨーロッパの場合は、コンピュータ制御のインフラができる前からサマータイムが導入されていますから、問題がありません。
 日本で、急に、サマータイム実施といっても無理でしょう。
 また、緯度の低い日本でのサマータイムの導入は不必要かと思います。
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