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2023年バックナンバー

雑記帳

ロシア軍の死者、侵略開始以降「27万人超」とウクライナ軍発表

 ウクライナ軍参謀本部は、令和5年9月29日、ロシアの侵略開始以降、ロシア軍の死者が27万7660人に上ったと発表しました。
 発表によると、ロシア軍は4687台の戦車を失い、536基の防空システムが損害を受けたとされています。
 ロシア軍の将兵は、現役およそ90万人、予備役およそ200万人とされています。
 現役の将兵の30%が死亡した計算になります。

 ウクライナ軍の戦死者数と負傷者数は、令和5年8月30日のニューヨーク・タイムズがアメリカ当局者の話として報じたところによると、戦死者が7万人、負傷者は12万人とのことです。
 ウクライナ軍の将兵は50万人強なのだそうなので、14%が死亡、24%が死亡したとの計算になります。

 ロシアの生存している将兵は現役が62万人、予備役が招集されていないとすると200万人残っていることになります。
 ウクライナの生存している将兵は43万人、内負傷者は12万人残っていることになります。

 ロシア兵の死者数は、ウクライナ軍発表ですから、過大に発表している可能性があります。
 戦争が有利に運んでいるというふうに見せなければ、西側陣営からの援助が減少してしまう可能性があります。
 私自身は、ロシア軍の将兵の死者が27万というのは過大のように思います。

 ただ、ウクライナ軍の発表したところによっても、ウクライナの残存将兵は43万人、その内、負傷していない残存将兵は31万人となります。
 将兵は、将軍、士官、兵卒に分類されますが、おそらく士官は、相当不足しているはずです。そして、士官養成には、年月がかかります。

 NATO諸国は、兵器を援助してくれますが、将兵は援助してもらえません。
 なにか、絶望的な数字のように見えます。

 ちなみに、第2次世界大戦では、日本の将兵死者数は230万人、ソ連の将兵1450万人以上だそうです。
 桁が違いますね。
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