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2023年バックナンバー

雑記帳

大量発生の南京虫(トコジラミ)五輪控えたフランスが緊急事態に

 令和5年9月30日、フランスの首都パリで南京虫(トコジラミ)が頻繁に出没するようになり、政府が対策準備に乗出していると米CNNが報じました。

 最近、SNSではパリの地下鉄や映画館などで南京虫を目撃したという外国人観光客などの投稿が相次いで議論になっていました。
 令和6夏にパリオリンピック(五輪)開催を控えて多くの観光客の流入が予想されるだけに当局の緊急措置が必要だという意見が続いています。

 グレゴワール副市長は前日の放送インタビューで南京虫出没が広範囲に報告されていると話しました。
 同市長は「誰も安全ではないということを理解しなければならない」とし「実際にどこでも南京虫が出てくるかもしれず、この南京虫が家庭に広がる可能性もある」としました。

 フランスはすでに令和2年から、政府レベルで「南京虫との戦争」を繰広げています。
 南京虫退治方法をアナウンスしたり、殺虫専門家とアクセスできるポータルサイトを開設したりするなど各種キャンペーンを展開しています。

 しかし、このような政府の取り組みにもかかわらず問題が解決されていない状況だと伝えました。
 移民者、観光客など毎日360万人がパリに訪れているという理由からです。

 ちなみに、「南京虫」は英語で「bedbug」といい、ベッドに隠れています。
 パリのホテルにチェックインしたとき、まず先に「南京虫」の有無を確認した方がいいかもしれません。

 フランス保健当局関係者はCNNに南京虫問題が「フランスをはじめと世界ほぼすべての場所で現れている現象」としながら「主に移民者や観光客の荷物や旅行カバンを通じて入ってきた南京虫がパリ郊外周辺の宿舎で浸透している」と話していますが、本当でしょうか。

 その理屈なら、全世界の観光地で同じ問題が生じているはずです。


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