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2023年バックナンバー

雑記帳

スペック

 「スペック」という言葉がよく使われています。
 スペックとは、英語で spec (specification)のことです。
 日本語に訳せば「仕様」です。

 通常は工業製品に用いられます。
 自動車ならば、馬力は何馬力、燃費ならば、リッターあたり何キロメートルと、カタログに掲載されているのが、「スペック」です。
 パソコンなら、CPUの種類が何か、速度はどれくらいか、メモリはどれだけか、HDDはどれだけかと、カタログに掲載されているのが、「スペック」です。

 人間に使われるようになってきています。
近ごろ、法律事務所が、修習生をイソ弁に採用しようとするとき、「スペック」を考慮するということを聞きました。

 私は、イソ弁を採用したことがありません。
ですから、あくまで、ネットなどからの「伝聞」です。

 法律事務所が、イソ弁に採用しようとするとき、重視する修習生の「スペック」は以下のようなものらしいです。
 なお、協調性、人柄、やる気などは、客観的ではないので「スペック」から除外しています。

年齢
出身大学(学部と法科大学院)
司法試験の合格までの、不合格の回数、「受控え」の回数(不合格1回とカウントします)
司法試験の成績(合格者1500人中何番か、2回試験=修了試験の成績がわかる前に内定をしますから、2回試験の成績は含まれません)
年齢
性別

 そういえば、今にはじまったことではありません。
 また、法律事務所に限りません。

 私が裁判官になったころ、裁判所は「上記のスペック」+「2回試験の成績」-「性別」で、司法修習生から裁判官を採用したようです。
 裁判所は、女性裁判官歓迎です。一般に、まじめですし、良くできます。
 痴漢や盗撮で逮捕されることもないし・・というのは冗談です。
 裁判所は、司法研修所、実務修習地の指導官により、協調性、人柄、やる気などの情報を入れていました。

 司法研修所や実務研修は、実は、リクルートの場でもあったわけです。
実務修習地では、部長が採点するわけですが、実際の指導は他の裁判官がすることがあるわけで、私自身も、意見を求められたことがあります。
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