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2023年バックナンバー

雑記帳

三井住友銀行、ドル定期預金の金利上げ 年0.01%から5.3%に

 三井住友銀行は、令和5年9月25日から米ドル建て定期預金の金利を現在の年0.01%から5.3%に引き上げました。
 引き上げは5年ぶりで、5%台のインターネット銀行と同等の水準にします。
 令和4年3月から始まった米利上げに伴う市場金利の上昇を反映します。
 他の大手行も金利の引き上げで追随する可能性があります。

 外貨預金はいち早くネット銀行が力を入れています。
 ドルで預けた場合の通常金利はソニー銀行が1年物で5%、auじぶん銀行が5.1%。SBI新生銀行なども高い場合で5.3%程度に設定しています。

 いままでは、3カ月物の定期預金で年8%とうたうものの、期間は3か月や6か月、それ以降は、0.01%に戻るという「詐欺まがい」の預金でした。
 今回は違います。

 三井住友銀は今後、外貨預金の金利を市場金利に連動させる仕組みに改めます。
 ユーロなど他の通貨の預金金利の引き上げも検討します。

 三井住友銀が外貨定期預金の金利を引き上げるのは米欧の中央銀行の利上げで円安に対する家計の警戒感が高まっているためです。
 三井住友銀では円を原資にした外貨定期預金の販売額は、令和5年7月に407億円と令和4年度の平均に比べ4倍に増えました。
 円に戻すのを前提とせず、外貨建ての資産を長期で保有したい需要が高まっているとみられます。

 私自身は、昔から、円をドルに両替してドルのMMFで運用し、1年少し前に、ドルのMMFの一部をドルの一時払い養老保険で運用しています。
 おおよそ、金融資産の4分の1がドル建てとなっています。

 今にして思えば、もっとドル建ての金融資産を増やせばよかったのにと後悔しています。

 もっとも、将来の株や為替がわかれば、汗水垂らして弁護士業につとめることなく資産を増やせたのでしょうが、やはり、弁護士としての社会的責任を負担するのが、世のため人のためということでしょう。 
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