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2023年バックナンバー

雑記帳

コロナ明けのホテル価格高騰

 コロナあけに、ホテルや旅館の宿泊代金が上がっています。
 インバウンドの影響で、全国の大都市のホテル全体が予約を取りづらくなっている状況です。

 現在の多くのホテルの予約管理システムでは、空室が少なくなると連動して宿泊料金が高くなります。ダイナミックプライシングといいます。
 ダイナミックプライシングとは、消費者の需要と供給を考慮して、商品やサービスの価格を変動させる手法です。商品やサービスの原価をもとに価格を決めるのではなく、販売する時期における消費者の需要を勘案して、価格の設定を変えていきます。

 航空機の運賃では、なり前から採用されていました。
 閑散期と繁忙期では、運賃が大きく違います。
 国内線と国際線を問いません。
 対して、新幹線や在来線は、多少、繁忙期と閑散期に差異はありますが、閑散期だからといって値引きはしませんし、繁忙期だからといって、高い運賃をふっかけていません。

 ホテルはどうでしょう。
 その昔は、繁忙期と閑散期さほど差異のない値段の宿泊施設も多かったですが、現在は少数です。
 ダイナミックプライシングを採用しない、数少ないビジネスホテルの大手は「東横イン」くらいです。
 人の足下につけ込んで、高い運賃をふっかけていません。
 大手では、それくらいでしょうか。
 他のホテルや旅館は、ダイナミックプライシングを採用しています。

 東京、京都、大阪、福岡など、外国人旅行客に人気の都市は軒並み値段が上がっています。
 名古屋は、外国人旅行客にも人気がないですね。

 ビジネスホテルはコロナ前と比べて料金が1.5倍~2倍くらいになっています。
 外国人旅行客でだけではありません。
 団塊の世代など、活発なシニア層も今や旅の拠点としてのビジネスホテル利用は当たり前になっています。昔は、シニア層の旅といえば「1泊2食付きの宿」でしたよね。
 出張でビジネスホテルに宿泊すると、コロナ前に比べて、観光目的のシニア層の宿泊者が多いことに気づかされます。その昔は、観光目的の若者のビジネスホテルは見ましたが、減っています。

 京都の紅葉シーズンは、びっくりしました。
 アパホテルで2万円、3万円するのはあたりまえでした。
 ライトアップされた紅葉を見て、ホテルでゆっくりという値段ではありません。
 さっさと西宮の自宅に帰りました。

 また、来年の雪祭りの札幌は、令和6年2月10日から12日の2泊で、アパホテルで7万円です。食事などはついていません。素泊まりです。
 温泉旅館は、それ以上に、とんでもない金額に値上がりしています。
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