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2023年バックナンバー

雑記帳

硫黄島沖、噴火で新たな島 直径100m、周辺に軽石漂流

 東京大地震研究所の前野深准教授(火山学)が、令和5年11月7日までに、小笠原諸島の硫黄島から約1キロの沖合で噴火が発生し、新たな島ができているのを確認しました。

 前野准教授によると、令和5年10月30日に航空機から観察した際、マグマが海水に触れて「マグマ水蒸気爆発」が起きているのを確認し、数分おきに噴煙が上がり、高さは最高で50メートル以上に達していたとみられます。
 時折、大きさ数メートルの岩塊も飛ばされていた。その北側には岩塊からなる直径約100メートルの島ができていて、周辺で漂流する軽石や海水の変色も確認されています。

 気象庁によりますと、この付近では、令和4年7月~12月と、令和5年6月にも噴火がありました。
 今回の噴火は令和5年10月21日に始まったとみられます。

 日本の新たな領土となります。
 島の200海里(約370km)はEEZ(排他的水域)となります。
 硫黄島から約1キロの沖合ですから、あまり、日本のEEZは大きくなりません。

 小笠原諸島は、父島、母島、聟島、硫黄列島で構成されていて、東京都の中心から南南東に約1000km離れています。
 明治初期に、日本領であることが確定しました。
 戦後の一時期、アメリカが占領統治していましたが、昭和42年に当時の佐藤栄作首相とジョンソン大統領が返還で合意し、昭和43年に日本に返還されました。沖縄返還(昭和47年)に4年先だって返還されたことになります。

 グアムやサイパンなどの属するマリアナ諸島は、1899年にドイツ帝国が領有することになります。
 ドイツ帝国が、第一次世界大戦で敗北し、植民地を放棄させられたときに、日本がこの地域を国際連盟から委任統治することになります。
 これは、第一次世界大戦勝利により、日本が獲得した領土であり、日本固有の領土ではありませんでしたから、日本への返還はなされませんでした。


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