本文へ移動

雑記帳

雑記帳

関空国際線の夏ダイヤ便数、コロナ禍前9割まで回復

 関西エアポートは、令和6年3月28日、関西空港の令和6年夏ダイヤ(令和6年3月31日から令和6年10月26日)を発表しました。
 国際線の便数(貨物便含む)はピーク時に週1392便になり、コロナ禍前の19年の約9割まで回復しました。

 好調な海外からの訪日客需要に支えられ、夏ダイヤの便数としては過去2番目の水準になります。

 関空では、長距離路線が少ないことが弱みとされてきたが、長距離路線も増えつつあります。オーストラリアのブリスベン線、シドニー線が開設され、令和6年6月にはカナダのトロント線がそれぞれ運航を始める予定です。

 旅客便の方面別では、韓国が338便(19年比97%)、東南アジアが172便(同87%)、香港・マカオが133便(同107%)と順調に回復しています。

 ロシアのウクライナ侵略の影響で、運航ではロシア上空を避ける必要があり、中東方面も19便となり、コロナ前(7便)よりも大幅に増えました。
 ヨーロッパにいくのに、これまでは直行便(ルフトハンザでミュンヘン、エールフランスでパリ、KMLでアムステルダム、フィンエアーでヘルシンキ)で飛べていたのが、行きが14時間以上かかるようになり、エミレーツ航空(ドバイ)、エティハド航空(アブダビ)、カタール航空(ドーハ)で乗り継いだ方が、かえって楽かも知れませんし、何といっても安いということです。
 ツアーも、従前のトルコ航空の他に、エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空経由が多くなりました。

 一方、中国の景気低迷を受け、中国便は318便とコロナ禍前の6割程度にとどまっています。

 もっとも、海外の物価高と円安が進み、日本人の海外旅行先は、台湾、韓国などが人気で、ヨーロッパ、北米に旅行する人が少なくなっています。


TOPへ戻る