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2015年~2017年バックナンバー

自衛隊のジブチ基地

平成27年1月19日、防衛省が、アフリカ東部のジブチに海賊対策で設けた自衛隊拠点について、中東有事での哨戒機派遣や緊急時の邦人救出など、多目的に使えるよう施設の強化を検討しているとの報道がなされました。

 ジブチといってもわかりませんね。
 以下の外務省の地図にある国です。

 日本は、ソマリア近海の海賊退治に向けた国際協力の観点から、ジブチ政府から、ジブチ国際空港に隣接する12ヘクタールを賃借し、約47億円かけて司令部庁舎や隊舎、P3C哨戒機3機分の駐機場と1機分の格納庫などを建設し、平成23年6月に開設しました。
 現在、哨戒機「P-3C」2機と、自衛官180人が駐留しています。
 海上自衛隊の保有する「P-3C」は最新型のアップデートIIIAで、レーダー、ESM(Electronic Support Measure)、赤外線探知システムなど各種の対潜捜索・探知装備とこれらの情報を総合的に処理する大型デジタル・コンピュータを搭載し、対潜爆弾、魚雷、対艦大型ミサイルなどの大型武器も搭載できます。

 長期間の使用が前提で、中東・アフリカの活動拠点として新たに位置付けます。
 安全保障法制の審議と並行して検討を進め、平成27年度予算に施設建設などに向けた必要経費を計上することを目標にします。

 事実上の「無期限海外基地」化ということですね。

 ソマリア近海での海賊の襲撃は、多い年は200件以上発生しましたが、現在は年間10件前後にまで減少しているようです。
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