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2015年~2017年バックナンバー

歌の変更

平成27年1月24日夜、インターネットの動画サイトに、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんの画像が投稿されました。

 この画像では、後藤さんが、湯川遥菜さんとみられる写真を持っていて「湯川さんが殺された」とする音声が付いています

 いよいよ、情勢は緊迫してきたようです。


 平成27年1月23日に放送された、テレビ朝日系の音楽番組「ミュージックステーション」で、アーティストの曲目や歌詞が当初の予定から一部変更されていました。
 イスラム過激派組織「イスラム国」が日本人2人を人質に取った事件に配慮したとみられます。

 「KAT―TUN」は新曲「Dead or Alive」を歌う予定でしたが、「WHITE LOVERS」に変更しました。
 また、「凜として時雨」は、演奏した「Who What Who What」の歌詞のうち、「血だらけの自由」を「幻の自由」に、「諸刃のナイフ」を「諸刃のフェイク」に変更しました。

 常識的な判断ですね。特に「Dead or Alive」は強烈すぎます。

 なお、民放でも、阪神大震災や東日本大震災では、コマーシャルを流しませんでした。

 

 民放では、あまりありませんが、NHKの場合は、特定の会社を宣伝するような歌詞はタブーです。

 かぐや姫の「神田川」は、歌詞の「二十四色のクレパス」がひっかりました。
 クレヨンは、一般名詞です。
 クレパスは違います。クレパスは株式会社サクラクレパスという会社の登録商標ですから、「二十四色のクレパス」と歌うと、株式会社サクラクレパスの宣伝をすることになるというのが、NHKの主張でした。
 南こうせつは「イヤです」と一蹴し、後に、NHKが折れて、出演が実現しました。

 自分の名前が出てくるのも、宣伝になるとの理由でだめです。
 松本伊代の「センチメンタル・ジャーニー」は「♪伊代はまだ16だから」の歌詞で歌えません。
 紅白歌合戦ではありませんが、NHKの歌番組で、歌詞の「伊代は」を「わたし」に変更して歌っています。

 ちなみに、松本伊代は、深夜放送で、「自筆エッセイ」の内容を司会者に聞かれ、「まだ読んでない」と返答してしまったというエピソードがあります。
 歌手俳優の「自筆本」は、ゴーストライターがいるのが当たり前ですね。
 「だれかさん」のように、大騒ぎになるはずもありません。

 山口百恵の「プレイバックPart2」も、「真紅なポルシェ」を「真紅な車」と歌いかえたと言われていますが、他のNHKの歌番組では「真紅な車」と歌っていますが、紅白歌合戦では「ポルシェ」と歌っています。
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