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2015年~2017年バックナンバー

福島第一発電所の汚水が外洋に

東日本大震災から4年経過しようとしています。

 復興は難しいようですね。
 特に福島では。

 東京電力は、平成27年2月24日、福島第1原子力発電所2号機の原子炉建屋の屋上に高い濃度の汚染水がたまっていたと発表しました。

 一部が雨どいなどを伝って排水路に流れ、外洋に流出したそうです。

 平成26年4月以降、放射性物質濃度の上昇が確認されていましたが、東京電力は濃度のデータを約10カ月間公表せず、国にも報告していませんでした。

 排水路は、福島第1原子力発電所1〜4号機のすぐ西側を通ります。

 東京電力は、平成26年4月から今年2月中旬にかけ、この排水路の排水口で、降雨が多い時に放射性物質の濃度が上がるのを確認し、この間の最高値は放射性セシウムで国の放出限度(告示濃度限度)を超える1リットル当たり1050ベクレル(平成26年5月21日に検出)でした。

 ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質は最高で同1500ベクレル(平成26年8月26日に検出)でした。

 データを公表しなかった理由について、東京電力は「原因調査をして結果が出てから公表しようと考えた」と説明しているようです。

 東京電力によると、2号機原子炉建屋の屋上にたまっていた汚染水からは放射性セシウムが同2万9400ベクレル検出されました。
 事故当時の水素爆発などで飛散した放射性物質が屋上に残っていたとみられます。


 結構、大量の放射性物質が、太平洋に流出していることは間違いがないようです。
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