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2015年~2017年バックナンバー

基本的価値を共有する隣国

 「外務省・大韓民国基礎データ」

 外務省は、韓国との二国間関係を紹介する同省のホームページで、これまで使っていた「基本的な価値を共有する」との文言を削除しました。

 具体的に、記述が変更されたのは、韓国の基礎データ部分で、削除される前は「我が国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国」と記載されていたところを、更新後は「我が国にとって最も重要な隣国」と簡略化されて記載されました。

 外務省幹部は平成27年3月4日までに、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が韓国の朴大統領への名誉毀損で在宅起訴された問題で、民主主義の根本である「法の支配」をめぐり両国間に価値観の隔たりがあるのを理由に挙げています。

 産経新聞記者の起訴、そして、出国禁止などは、言論の自由が認められている民主国家では起こりえないことです。

 さらに、政府は、平成27年3月13日、民主党の鈴木貴子衆院議員の質問主意書に答え韓国について「我が国と共に米国の同盟国であり、民主主義及び市場経済を採用している国」とする答弁書を閣議決定しました。質問は「自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有すると認識しているか」でしたが、「価値共有」についてふれていません。
 追い打ちをかけたことになります。


 韓国外務省当局者は、日本外務省がホームページの韓国に関する基礎データから「基本的価値を共有」との記述を削除したことについて「国内外のメディアの関心を呼んでいる。どういう経緯で修正したのか、日本政府は説明しなくてはならない」と述べています。

 わかりきったことですね。
 韓国語でどういう表現になるのかはわかりませんが、日本流にいえば「胸に手を当てて考えてごらん」ということですね。

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