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2015年~2017年バックナンバー

沖縄の基地

沖縄県の翁長知事は、沖縄は全国の面積のたった0・6%に74%の米軍専用施設が置かれていると「しょっちゅう」述べています。

 翁長知事の言葉には誤りはなく、沖縄は全国の面積の0.6%に、アメリカ軍の「専用」施設のうちの74%が置かれています。

 しかし、この「専用」施設というのがクセもので、自衛隊との共用施設はこの数字には入って来ません。横田、厚木、横須賀、佐世保などは自衛隊との共用施設です。

 米軍基地のみをカウントするのは「ずるい」ですね。

 「基地の概況」をご覧下さい。

 「http://www.pref.okinawa.jp」つまり、沖縄県のホームページです。

米軍・自衛隊との共用施設・区域の全国比
全国の米軍施設・区域 132施設1027平方キロメートル
本土の米軍施設・区域 99施設795平方キロメートル
沖縄の米軍施設・区域 33施設231平方キロメートル
全国に占める沖縄の施設数  25.0%
全国に占める沖縄の基地面積 22.6%

米軍専用施設の全国比
全国の米軍施設・区域 83施設308平方キロメートル
本土の米軍施設・区域 51施設80平方キロメートル
沖縄の米軍施設・区域 32施設228平方キロメートル
全国に占める沖縄の施設数  38.6%
全国に占める沖縄の基地面積 73.8%

 
 沖縄県の米軍・自衛隊との共用施設施設数が25.6%、敷地面積が22.6%というのは確かに大きいです。

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 沖縄本島は、東アジアのほぼ中心の位置にあります。
 沖縄本島を中心に半径2000km以内に、東京.大阪.名古屋.上海.北京.ソウル.台北.香港.マニラ といった東アジアの主要都市が入ります。

 朝鮮半島有事の時は、九州に基地をおいてもいいでしょう、しかし、台湾有事となれば、九州(鹿児島県の島を除く)に基地を置いたのでは何の意味もありません。

 大型ヘリの航続距離、戦闘機の航続距離が大きいですね。
 艦船の場合は、到達時間の問題があります。


 沖縄の地政学的な位置をみて、その価値を考えれば、基地はやむを得ないものです。

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