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2015年~2017年バックナンバー

神社仏閣に油をかけて回った被疑者

神社仏閣に油をかけて回るという異常な事件が続いていました。
 逮捕状が出ました。

 当初、日本人の犯罪ではないということが言われていました。
 日本人なら、仏罰、神罰が怖くてできないという理由です。
 しかし、逮捕状が出たと報道された被疑者は、日本人だと報道されました。


 「成田山でも液体、立件へ 神社被害で逮捕状の男」

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 千葉県の神社に油のような液体をかけたとして千葉県警が逮捕状を取った米国在住の日本人医師の男(52)が、県内の成田山新勝寺(成田市)にも液体をかけた疑いが強まったとして、県警が建造物損壊容疑で逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
(朝日新聞)

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 日本人であることに間違いはありません。もっとも、そう簡単でもなさそうです。

 「油まき容疑の宗教団体幹部の家族が訴え」

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 神社や寺に油がまかれた事件で逮捕状が出た米ニューヨーク在住の宗教団体幹部の男(52)は、ユーチューブに上げた動画などで「油を注いで清めた」などと話していた。しかし、男は、テレビ局の取材に対し、関与を否定している模様だ。

 「ハレルヤ、感謝します」。2013年7月6日の動画では、男は、早口ながらも穏やかな表情で話し始める。

■「油で清め、日本人の心を古い慣習から解放する」

 この日は、男がこの年5月に東京都内で設立した活動団体の決起集会が開かれたようで、集まった人々を前に講演をしていた。

 講演では、震災直前に東京へ向かう飛行機に乗っていたと明かし、その理由として、聖霊から「日本に戻りなさい」とお告げを受けたからだと主張した。機内では、鳥居が揺らいで倒れるのを見たとし、地震が起きる2時間前に予言があったとした。その後、震災で倒れた鹿島神宮(茨城県)の鳥居の写真をスクリーンに映し、こう告白した。

 「そのとき悟ったのは、あー、本当に日本の君の首が折れたんだ。アーメン」

 男によると、イエス・キリストが災難を用いて敵を裁いたというのだ。

 こうした動画は、活動団体のホームページ上で紹介されており、日本の社寺には悪霊や呪いが憑いているとして、「油を注いで清めた」などと犯行をにおわす発言を繰り返していた。集まった人々には、「油で清め、日本人の心を古い慣習から解放する」「仏像など徹底的に偶像を破壊して下さい」などと過激な呼びかけもしていた。
 
 動画などによると、男は、東京都出身で、17歳のときに韓国系牧師が創立した都内の教会で洗礼を受け、キリスト教徒になった。高校卒業後に、神の導きを受けたとして、アメリカで医師を目指して州立大学医学部に進学した。その後、ニューヨークで産婦人科医となり、子宮内膜症、不妊症の専門医としては全米トップレベルと認められたとうたっている。

■油まきの心当たりは、「ありません」と否定

 報道によると、男が設立した活動団体は、東京と大阪を中心に一時は250人いたともいうが、現在は50~100人ほどだともされている。団体のメンバーは、宗教団体ではないと説明したという。男は、韓国のキリスト教系団体の理事も名乗っている。油まき被害は、16都府県、48か所にも上っており、男は、13年夏ごろから「お清め」と称して油をまいたと動画などで語っていた。

 活動団体のメンバーらに油まきを指示していた疑いもあるといい、千葉県警などが建造物損壊の疑いなどで調べている。

 日本テレビ系番組「スッキリ!! 」では、ニューヨークで15年5月に記者が男に直撃取材した様子を放映し、男は、油まき関与の心当たりについては、「ありません」と否定していた。ただ、15年3月上旬ぐらいに日本に来ていたことは認めた。このときは、成田山新勝寺(千葉県)などの防犯カメラに男と似たような不審な人物が映っていた。
 
 男は、もともと在日韓国人だったが、1979年に日本に帰化した。これは、この年の官報に記載されていた。男の家族にもキリスト教徒がおり、この家族は、宗教情報サイトで、在日韓国人として自らのアイデンティティに悩み、イエス・キリストと出会って救われたと明かしていた。

 この家族の代理人をしている弁護士は、取材に対し、油まき容疑の男について、「報道では名前が出ていませんので、本人かどうかは分かりません。油まきについては、知らないと言っています」と答えた。男とは、数年前に両親が亡くなった後に不和になり、日本とアメリカと住む場所が離れていることもあって、それから連絡を取っていないという。

 男の活動団体とは何も関係はないとしたうえで、この家族は、「報道が真実なら、率直に話してほしい」と訴えていたとしている
(J-CASTニュース)

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「男は、もともと在日韓国人だったが、1979年に日本に帰化した」と記載されています。


 「紀藤弁護士・寺社に油まいた疑いの男 韓国系キリスト教団体との関係性に憶測」

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"全国神社仏閣連続油ぶっかけ事件"で浮上した米ニューヨーク在住の開業医で日本国籍の男K氏(52)。統一教会問題などカルトに詳しい紀藤正樹弁護士(54)は「カルトとそうでないものを区別するには、犯罪行為を行っているかどうかに尽きる。この場合、K氏らは建造物損壊という犯罪を犯している。そういう部分では(K氏が創設した)Iという団体でカルト現象が確認できる」と指摘する。

 カルトの特徴は「悪いことをしている」自覚を持たず犯罪行為に走ること。問題はその度合いだが、紀藤氏は「その点では、まだK氏は油をまくという行為にとどまっている。これがエスカレートして、仏像を壊すという行為になったら『イスラム国』と何ら変わらない」と話す。

 日本におけるカルトの典型といえるオウム真理教も、教団発足当初から危険だったわけではない。紀藤氏いわく「オウムは過酷な修行中に信者が事故死し、それを隠したところから悪化した。犯罪行為を"隠す"ことは一つのポイント。今回の事件でも油をまいたあと、バレないようすぐに現場から逃げたかどうかでカルト度は変わってくる」。

 紀藤氏が注視するのはK氏だけではない。

「K氏は過激な活動で知られる韓国系キリスト教団体の幹部で、日本国籍を取得しているが、もとは韓国人という情報もある。K氏のバックに本国(韓国)の団体がいて、活動資金はそこから出ている可能性もある。仏像に油をまく行為はK氏の独断なのか、それとも別の意思が働いているのか...。気になるところだ」

 事件の全容解明が急がれる。
(東スポWEB)

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 当然の話ながら、刑が確定するまでは「無罪の推定」が働きます。
 逮捕された被疑者が、すべて有罪が確定するわけではありません。

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