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2015年~2017年バックナンバー

イルカの売買

日本動物園水族館協会(JAZA)は、平成27年5月20日、和歌山県太地町の追込み漁で捕獲されたイルカの入手を禁止することにしました。
 追込み漁自体は「生捕り」ですから、残酷ではありません。

 世界動物園水族館協会(WAZA)は追い込み漁は倫理規定に違反するとして、購入することをやめなければ除名すると通告していました。

 関西地方のある水族館関係者は「世界協会はあくまで欧米中心の団体。イルカの世界市場はアジア各国などに広がっているが、今回は協会員である日本だけが標的にされた」と批判しています。
 文化の違いですから仕方がないのかも知れません。

 G7を見ればあきらかなように、日本は、先進経済大国で唯一の有色人種の国です。
 なお、G7といいますが、本来なら、イタリアとカナダ抜きのG5(発足当初はそうでした)で十分ですね。

 日本人は、外国に行けば、中国人や韓国人とさえ間違えられなければ、名誉白人の扱いを受ける地位にありますから、そちらにあわさなければ「日本ともあろう先進国が・・」という格好の標的にされてしまいます。
 中国や韓国なら、追込み漁で捕獲しても、こんな問題は生じないのかも知れませんが、「日本ともあろう先進国が・・」ということですからね。

 もっとも、欧米の白人が心の中でどう思っているかわかりませんが、えらそうなことがいえるのは、アメリカ、ドイツ、オランダくらいかも知れません。ただ、どの国も、人種問題で大変です。日本は「まし」な部類でしょう。


 クジラに話を戻して、私は、小学校の給食で、一生分のクジラのこはくあげを食べた気分ですから、わざわざ、高い金を出してクジラを食べようとは思いません。


 和歌山県太地町の追込み漁で捕獲された生きたイルカの約半数が、中国をトップに韓国、ロシアなど海外へ輸出されていることが、各種統計から分かりました。

 世界動物園水族館協会(WAZA)は日本の水族館による太地町のイルカ入手を問題視し、日本動物園水族館協会の会員資格を停止したが、実際には世界各地の水族館に需要のあることが明らかになりました。

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 財務省の貿易統計によると、同期間の鯨類などの生体輸出は計354頭。
 この間、太地町以外に漁による生体販売の実績はなく「ほぼ全てが同町で捕獲された小型鯨類とみられる」(水産庁関係者)そうです。
 輸出先は中国216六頭、ウクライナ36頭、韓国35頭、ロシア15頭など12カ国に及び、この中には米国1頭も含まれています(米国は、自然繁殖のみで1頭も輸入していないという説もあります)。

 関係者によると、太地町の追込み漁で捕獲されたイルカは日本協会の加盟施設に20%~30%が販売され、他は協会非加盟の水族館や専門業者に回わります。

 野生動植物保護を定めたワシントン条約に基づく貿易に関する国連統計によると、太地町で捕獲される鯨類7種の平成21~平成25年の日本からの生体輸出は、ほぼ全てが動物園(水族館)向けに許可が出されたそうです。


 文化の違いはしょうがないですね。

 韓国ではおおっぴらに犬肉が食べられていますが、韓国を最貧発展途上国と考える人はいないでしょう。あと、中国やベトナムなども犬肉を食べます。

 日本では、犬を食べるなど、人肉を食べるに等しい嫌悪感がありますが、やはりちがうようです。
 もっとも、日本人が犬を全く食べなくなったのは、明治維新の西洋文明導入ころからだそうですから、たかだか150年のことのようです。

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