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北朝鮮の核問題を解決する力は韓国にない
朝鮮日報電子版からの引用です。短期間でリンク切れになりますから引用します。一部「韓米」を「米韓」と帰るなど読みやすくしています。
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韓国のムン・ジェイン大統領は、平成29年7月11日、国務会議(閣議に相当)を招集し、その席で北朝鮮の核問題について「肝に銘じるべきことは、われわれにとって最も切実な朝鮮半島問題も、それを解決できる現実的な力はわれわれにはなく、また合意を引き出す力もないという事実だ」と発言した。
冷静かつ正確な現実認識だ。ただこのような認識も、普通の国民であれば誰もが以前から持っていたはずだ。
北朝鮮は世界から何を言われようと自分たちの勝手に動こうとするし、中国とロシアはそのような北朝鮮を手放さないだろう。また中国・ロシアと米国との間で何らかの合意が引き出される可能性も低い。
これはいわば常識的な見方だ。
韓国がこれらの国々の間に立って何らかの役割を果たすことはできるかもしれないが、それも決定的なものとはなり得ない。
この点もやはり常識であり現実だ。
大統領が今更この点に言及した理由についてはやや気になるところもあるが、しかし安全保障政策は現実に基づいて進めるべきことを考えると、大統領の口からこのような発言がでたのはある意味幸いなことかもしれない。
(中略)
力のない国は自国の周辺情勢がどうなっているか常に注意を払わねばならず、同時に知恵を持たねばならない。
知恵とは、やるべきことの優先順位と重要性を正確に把握することに他ならない。米国と中国のどちらかを失わざるを得ない場合、最後まで手放してはならないのはどちらかも認識しておかねばならない。
そう考えると最終的にわれわれが最も重視すべきは米韓同盟という結論に行き着く。韓民が世界でこれだけの国力と地位を手にすることができたのは、間違いなく米韓同盟という国としての基盤があったからだ。われわれの力を最大限に生かすための仕組みもやはり米韓同盟だ。
----引用終了----
分かりきった話ですが、今頃気づいたのでしょうか。
なお、近世にはいってから、朝鮮半島の国は、「主体」とはなりえず、いつも「客体」でした。
ただ、日本も、他国のことをいえるものではありません。
ミサイルを撃たれてからでは遅いといえます。
自衛隊による敵基地打撃の法整備(一般に、現在の法制でも可能とされています)、イージス艦から発射される巡航ミサイル「トマホーク」や、F35戦闘機などによる空対地攻撃が選択肢に入ります。