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2015年~2017年バックナンバー

健康寿命

 寿命をあらわす指標として「平均寿命」と「健康寿命」があります。
 
 健康寿命とは「自立した生活ができる期間」のことで、WHO(世界保健機構)が平成22年に提唱したものです。
 
 平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します。
 
 平成25年の統計によりますと、男性の平均寿命は80.21歳、男性の健康寿命は71.19歳、女性の平均寿命は86.61歳、女性の健康寿命は74.21歳ということです。
 
 男性の平均寿命と健康寿命の差は、9.02年なのに対し、女性の平均寿命と健康寿命の差は、12.40年もあります。
 
 男性と女性の平均寿命の差は6.40年ありますが、男性と女性の健康寿命の差は3.02年にしかすぎません。
 
 以外というか、長寿県と呼ばれている県が、案外、健康寿命ではそれほどでもないということがあります。

 今後、平均寿命が延びるにつれてこの差が拡大すれば、健康上の問題だけではなく、医療費や介護費の増加による家計へのさらなる影響も懸念されます。
 
 お金を持っている人は、平均寿命ではなく、健康寿命の方を考えて老後どう贅沢するかを考えた方がよさそうです。
 
 高級老人ホームの入居するとして、入居してからは、大きなお金は使えません。

 なお、国別の男女を通算した、平成27年の健康寿命は、以下のとおりです。
 
男女平均(歳)
1 日本 74.9歳
2 シンガポール 73.9歳
3 韓国 73.2歳
4 スイス 73.1歳
5 イスラエル 72.8歳
5 イタリア 72.8歳
7 アイスランド 72.7歳
8 フランス 72.6歳
9 スペイン 72.4歳
10 カナダ 72.3歳
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