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2015年~2017年バックナンバー

核兵器に関する常識、防御、被爆時の対処要領

 北朝鮮との国境地帯にある中国・吉林省政府の機関紙である吉林日報が、平成29年12月6日、北朝鮮の核攻撃時に備え、核兵器に関する常識、防御、被爆時の対処要領などを挿し絵入りで詳細に説明するなど、対処要領を大々的に報じたそうです。

 

 中国・吉林省の国境地帯は北朝鮮の核実験場である豊渓里から100キロメートルほどしか離れていません。

 

 中国の環球時報は「戦争が起きれば、北朝鮮の最初の攻撃対象は韓国なので、心配しないように」という趣旨の社説を掲載しました。

 

 環球時報は「万一朝鮮半島で戦争が起きれば、最初に攻撃を受けるのは韓国であり、その次が、日本やアジア太平洋地域の米軍基地だろう」とし、「中国が直接戦禍に巻き込まれる可能性はそれよりも低い」と指摘しました。

 

 また「朝鮮半島で戦争が起きれば、放射能汚染の可能性を否定できないが、現在は北西の季節風が吹く冬なので、中国東北部には有利だ」とも書きました。たとえ北朝鮮が核攻撃を行ったとしても、汚染物質が中国の方面に飛んでくる可能性は低いとの意味です。

 

 おそらく、中国の環球時報の報道は「中国の本音」「当たらずといえども遠からず」ですね。

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