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旅・交通 バックナンバー1/2

沖止め

航空機に乗るとき、航空機から降りるとき、大別して「ボーディング・ブリッジ(PBB。Passenger Boarding Bridge)を利用する方法と、「沖止め」という方法があります。
 「沖止め」とは、航空機を乗降ゲートまで移動させずに途中で止め、そこで乗客を降ろして、バスなどで運ぶ方法です。

 通常は、ボーディング・ブリッジですね。

 「沖止め」をする理由に、乗降ゲートを割当てる余裕がないという場合があります。
 なお、伊丹・羽田間の国内線を「沖止め」されることはありませんが、一部、中小地方空港からの羽田便は「沖止め」になってしまいます。
 ただ、伊丹空港行きの航空機でも、成田空港では「国際線」で乗降ゲートがいっぱいなため、バス移動させられることが多いですね。

 物理的に「沖止め」になる場合もあります。
 離島行きのプロペラ機などは、ボーディング・ブリッジの接続は無理でしょう。

 海外へ行くと、LCC(格安航空会社。Low-Cost Carrier)は「ボーディング・ブリッジ」は「利用せず」、そのかわり「料金を下げる」ということがあります。
 極端な場合には、LCC専用のターミナルビル(ターミナル倉庫)があったり、空港のとんでもないところに、LCC専用のターミナルがあったりします。

 新開港の茨木空港は、最初からボーディング・ブリッジがありません。
 LCCの誘致を前提としています。
 思惑どおりには行かないようですが・・

 一般的には、「沖止め」「反対」なのですが、大空港で、ブリッジから延々と歩かされるくらいなら、いっそ「沖止め」でバスで運んでほしいと思うこともあります。

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