旅・交通 バックナンバー1/2
電車の便がない空港
定期便は、アシアナ航空ソウル便とスカイマーク神戸便だけのようです。
茨城空港では、海外で成長著しいローコストキャリア(LLC)の誘致を図っています。
LCCのビジネスモデルには、以下の特徴があります。
1 機体稼働率を高めることによる高い生産性
2 空港使用料が安い空港を利用すること
機体稼働率を高めるためには、機種の統一、折返し時間の短縮化などが有効です。
空港使用料が安い空港を利用することという点では、茨城空港はよく考えてあります。
まず、大都市圏のセカンダリー空港
次に、プッシュバック、ボーディングブリッジを止めて、自走式の航空機運用
旅客ターミナルビルは、出発ロビーも到着ロビーも同じワンフロア
まさに「LCC」仕様です。
欧州の格安航空会社のライアンエアーなら「東京空港」と宣伝するでしょうね。
デュッセルドルフ・ヴェーツェ(Duesseldorf Weeze)空港は、デュッセルドルフから北に80kmほど行ったヴェーツェ村にある本来は軍の空港、フランクフルト・ハーン(Frankfurt Harn)空港は、フランクフルトから100km以上離れていて、都心から70kmしか離れていない成田が、「成田空港」という名称になっているのは「遠慮気味」にみえます。
いずれにせよ、バスの便がなければ、完全な「陸の孤島」です。
ただ、移動時間や交通費を考えても、「お得な」航空券代金なら、利用する人は多いでしょう。
デュッセルドルフ・ヴェーツェ空港やフランクフルト・ハーン空港は、結構繁盛しています。
茨城空港から各地へは、関東鉄道(土浦市)が茨城県から強く要請されて、路線バスや水戸駅行きシャトルバスなどを運行しています。
茨城空港の存続には、LCCが多数乗入れてくれるかどうかが問題になります。
LCCが多数乗入れてくれなければ、バス便さえなくなり、完全な陸の孤島と化します。