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旅・交通 バックナンバー1/2

鉄道ファン

鉄道ファンが増えているようです。
 といいますか、昔から相当数おられました。

 大別して「乗り鉄」(列車に乗ることを趣味とする人)、「録り鉄」(列車の撮影を趣味とする人)に区別されます。
 女性の鉄道ファンも増え、「鉄子」と呼ばれます。

 通常、「乗り鉄」は、他人に迷惑をかけることがありません。
 問題は「録り鉄」です。
 線路敷地内にはみ出した機器による撮影、走行中の列車に向かってのフラッシュ撮影、鉄道用地や私有地などへの無断侵入などは、犯罪行為です。
 単なる「趣味」の問題ではありません。

 なお、廃止直前の路線・列車や廃車間近の車両を趣味の対象とする人も多く、飛行機普及により存続意義がなくなりつつある寝台列車(もっとも、鉄道を舞台とするサスペンスには必須ですが)、ある列車が、都市から地方、地方から田舎、田舎から僻地へと使い回しされ、最終的に行きようがなくなって廃車となる列車を撮影しようとする「録り鉄」も多いようです。

 ちなみに、私は、高松地方裁判所裁判官として働いていたことがあるのですが、高松駅は、全国各地を渡り歩いた列車の「墓場」となっていて、ダイヤ改正が行われる毎年3月の中旬には、「録り鉄」がたむろしていた記憶があります。

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