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旅・交通 バックナンバー1/2

個人タクシー

タクシーに乗ると「土地になれていないので、行先を指示してほしい」といわれることがあります。
 「初めての場所だから」「タクシーに乗った」という場合なら、そこで、降車して終わりですが、自宅や勤務先など慣れているところなら「仕方ないな」ということになってしまいます。

 タクシー会社のタクシーは、その確率なきにしもあらずです。

 選べるなら、タクシー会社のタクシーではなく、個人タクシーにするほうが、「土地になれていないので、行先を指示してほしい」といわれる確率は低くなります。

 理由は、個人タクシーの方が、タクシー会社のタクシーより要件がきびしいからです。

 基本的に、個人タクシーの運転手になるためには、は、10年以上の勤務年限が必要です。
 35歳未満なら「申請する営業区域において、申請日以前継続して10年以上同一のタクシー又はハイヤー事業者に運転者として雇用されていること」、35歳以上40歳未満なら「25年間のうち、自動車の運転を専ら職業とした期間が10年以上であること」「申請する営業区域において、申請日を含み申請日前3年以内に2年以上タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた者であること」となっています。

 いずれにしても、10年以上のタクシー・ハイヤーの勤務経験があることになります。
 「素人に近い」ということはありません。
 また、「申請する営業区域」に最低2年は勤務している理屈になります。

 あまり行かないところならともかく、通常、道を知らないということはなさそうです。


 話はかわって、ロンドンのタクシーは基本的に個人タクシー(個人営業)です。

 ロンドンのタクシー運転手は、「1万以上の道路と数千の建物を覚えなければならない」試験に合格していないとなれないそうです。
 運良く、知らない道路と建物が、試験に出なければ、それはそれで問題はないでしょうが知らない道路や建物やでたら一巻の終わりです。。

 また、標準的な「英語」をしゃべってくれますから、利用しやすいことに間違いはありません。

 なお、イギリスも地方に行くと、「コックニー」訛りが強くて、「本当に英語をしゃべっているのか」と思わされることがあります。
 こちらの聞く力の不足かも知れませんが、ロンドンのタクシーには「はずれ」はありません。

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