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旅・交通 バックナンバー2/2

旅行者と国旗

日本旅行をしている英語をしゃべる白人の個人旅行者がいたとします。

 日本人は、どこの国の人と思いますか。
 まず、アメリカ人ですよね。

 アメリカ人と間違えてほしくない白人旅行者が、リュックサック、スーツケース、服に国旗、あるいは、国旗をシンボルとしたデザインが書かれたものを着ているのをみることがあります。
 まず、カナダ人。アメリカ人と間違えられるのが嫌いです。
 あと、オーストラリア人、やはり、アメリカ人と間違えられたくありません。

 もちろん、イギリス人やドイツ人、フランス人(日本に来て単独行動するときは英語をしゃべります)も、国旗をつけていることがあります。

 他は、白人といっても、もともと、人口が少なすぎるか、そうそう、日本に旅行できるだけの財力がある人は多くありません。


 ドイツに住んでいたときの経験です。
 先ほどのルールは同じです。
 ただ、結構、ドイツ、フランス、スイス、イタリア、オーストリア、ベネルクス諸国、北欧諸国旅行者が、リュックサック、スーツケース、服に国旗、あるいは、国旗をシンボルとしたデザインが書かれたものを着ているのをみることがあります。
 
 複雑なのがイギリスで、ユニオンジャックのうち、イングランド(赤の十字)、スコットランド(青の斜めクロス)北アイルランド(赤の斜めクロス)をつけている旅行者が多いです。ウェールズは、残念ながらユニオンジャックにない赤い龍をつけることになります。
 また、スペインのカタルーニャ地方(バルセロナなど)の人は、カスティリアーノと一緒にしてほしくないとばかり、カステイリアーノの「国旗」を身につけます。自動車にもスペインの「E」ではなく、カスティリアーノの「C」をつけます。


 と考えたのですが、日本人、韓国人、中国人などの旅行者は、リュックサック、スーツケース、服に国旗、あるいは、国旗をシンボルとしたデザインが書かれたものを着ていることは希です。
 日本人は、いわれもなく「お金持ち」と思われて、窃盗や強盗の被害にあうことが怖いですね。アメリカ人と同じで、まず、日本人と思われるだろうと考えているのかも知りません。
 もっとも、韓国人や中国人も、国旗をつけません。

 個人的には、あんまり、韓国や中国・台湾を旅行しているときを除いて、「アンニョン」や「ニーハオ」と声をかけられることはありません。また、別に、間違えられても、どうってことありませんが・・
 もっとも、中国の青島の空港で、免税店の店員に「アンニョン」と声をかけられたときはびっくりしました。韓国の人多いんですね。

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