旅・交通 バックナンバー2/2
地下鉄
世界各国に地下鉄があります。
私がよく使う大阪市の地下鉄は、地上の土地所有権などとの関係で、公道の地下を通っていますから、曲がりくねったりはしていますが、基本的には、東西方向と南北方向の路線が格子状になっています。
世界各都市の地下鉄も、概ね、東西方向と南北方向の路線が格子状になっているのが、基本です。
東京の地下鉄は「ややこしい」ですね。
丸の内線など、中心部で「U」字形に湾曲しています。
ともかく、素直ではありません。
日本の場合は「皇居」がネックになっています。
「東京の地下鉄路線」を見ていただければわかりますが、広大な皇居を「よけるようにして」地下鉄が走っています。
これでは、ややこしくなるのは当然です。有楽町線や半蔵門線など、皇居を避けるための大迂回です。
皇居の地下を走る地下鉄で爆弾を爆発させられたらかなわないからの配慮でしょう。なお、永田町あたりに、万一に備えて「地下壕」があるのではというの噂があるのは有名な話です。
これと同じなのがロンドンです。
「ロンドンバス路線」 ですが、地下鉄もバス路線に準じ、バッキンガム宮殿を「よけるように」地下鉄が走っています。
やはり、バッキンガム宮殿の地下を走る地下鉄で爆弾を爆発させられたらかなわないからの配慮でしょう。
確かに、パリやソウルの地下鉄も、縦横だけではなく、斜めの路線があり簡単ではありませんが、基本に忠実というか、あえて迂回するような不合理という路線はないように思います。