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旅・交通 バックナンバー2/2

ローコストエアラインズ

真偽は知りませんが、平成19年12月12日に「全日空が近距離の国際線を運航する格安航空会社(LCC。Low-Cost Carrier)を平成21年に設立する予定。アジアの航空会社との合弁形式を想定しており、すでに韓国や中国の航空会社に参加を打診している」と報道されていました。

 LCC(ローコストエアラインズ)の安さの秘密は以下のとおりだそうです。

 1 基本的にインターネットのみの販売。変更不可。
 2 機種は、メインテナンスをしやすいように1機種
 3 飲み物食べ物は有料。清掃費用も削減。
 4 前の物いれは、網がかたくて物を入れられない。清掃費用の削減になる。
 5 搭乗券は、レシートのような紙切れ。
 6 自由席。指定の手間を省くの目的と、いいところに座りたがるのが人情なので、乗員が搭乗口に早く来る。
 7 キャビンアテンダント(スチュワード、スチュワーデス)が、ゴミ回収、地上職兼務
 8 予約は早ければ早いほど安い。実質「0」に近い。出発近くなれば、値段がかなりあがってくる。
   空港や電話でも受付するが、飛行日、飛行時間が近づいてきたら、一流キャリア並みのかなり高い金額を徴収する。
 9 機材の回転を速くし、多くとばす。
 10 その他、へんぴな空港を使って利着料を安くする。
 11  預け入れ荷物に金を取る。
 12 ブリッジを使わず、歩いて飛行機の所まで行き、タラップで乗り降りする。

 安全性は、一種類の機体ですし、整備は、例えば、ルフトハンザ航空やシンガポール航空に定期的に外注しますので、さほど危険性はないでしょう。
 遅れることを覚悟の時間のある人ばかりが乗っていますから、天候など、無理に危険をおかす必要もありません。
 午後の遅い便などは、到着便未着で、よく遅れます。乗継ぎは、brusselsairlinesなど一部を除いて、手続きはしてくれませんし、次の便に乗遅れても責任を持ってくれません。

 私は、brusselsairlines.(ベルギー)、airberlin(ドイツ)、easyjet(イギリス)、vueling(スペイン)、ryanair(アイルランド)、air asia(マレーシア)に搭乗したことがありますが、ryanair(アイルランド)を除き、満足しています。
 結局、オイル・サーチャージ、関税、空港使用料はもちろんのこと、なんと「予約費用」「クレジット処理費用」なども取りますが、それをあわせても、ルフトハンザなどナショナルフラッグの3分の1以下の価格です。

 なお、ryanair(アイルランド)はお勧めしません。
 「へんぴな空港を使って利着料を安くする」という手法ですが、「へんぴな空港」を、さも「通常の空港」のように錯覚をさせます。
 私は、ロンドン、デュッセルドルフを使用したのですが、デュッセルドルフと称しながら 「Weeze空港」 という旧軍空港につきます。デュッセルドルフの中心まで、バスで1時間30分かかりました。
 デュッセルドルフと称しながら、中心まで83Km離れていて、成田から都心66Kmより遠いです。
 なお、ryanairがよく使う、フランクフルト・ハーン空港に至っては、フランクフルトから120Km離れています。
 ちなみに、私が利用したWeeze空港は、午後9時ころ着だったのですが、韓国人女性が「ボーイフレンドがデュッセルドルフ空港で迎えに来ているのに・・」と泣いていました。日本人なら詳しい説明もできたのですが、本人は、ドイツ語は全然、英語も私とどっこいどっこいでしたから「ここは、デュッセルドルフ空港ではないですよ」「あそこから、デュッセルドルフ中央駅行きのバスがでますよ」とだけ説明したのですが、その後、どうなったのでしょうか。

 なお、英語聞取りの能力は必須です。
 直前になって、搭乗口が変わります。
 かなり早口の現地語と英語、ディスプレイの表示は、場合によっては、訂正されないこともあります。

 でも、日本人って、どんな飛行機にも乗っているんですね。
 お互いにそう思っているんでしょうが・・・

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