旅・交通 バックナンバー2/2
ローコストエアラインズ
LCC(ローコストエアラインズ)の安さの秘密は以下のとおりだそうです。
1 基本的にインターネットのみの販売。変更不可。
2 機種は、メインテナンスをしやすいように1機種
3 飲み物食べ物は有料。清掃費用も削減。
4 前の物いれは、網がかたくて物を入れられない。清掃費用の削減になる。
5 搭乗券は、レシートのような紙切れ。
6 自由席。指定の手間を省くの目的と、いいところに座りたがるのが人情なので、乗員が搭乗口に早く来る。
7 キャビンアテンダント(スチュワード、スチュワーデス)が、ゴミ回収、地上職兼務
8 予約は早ければ早いほど安い。実質「0」に近い。出発近くなれば、値段がかなりあがってくる。
空港や電話でも受付するが、飛行日、飛行時間が近づいてきたら、一流キャリア並みのかなり高い金額を徴収する。
9 機材の回転を速くし、多くとばす。
10 その他、へんぴな空港を使って利着料を安くする。
11 預け入れ荷物に金を取る。
12 ブリッジを使わず、歩いて飛行機の所まで行き、タラップで乗り降りする。
安全性は、一種類の機体ですし、整備は、例えば、ルフトハンザ航空やシンガポール航空に定期的に外注しますので、さほど危険性はないでしょう。
遅れることを覚悟の時間のある人ばかりが乗っていますから、天候など、無理に危険をおかす必要もありません。
午後の遅い便などは、到着便未着で、よく遅れます。乗継ぎは、brusselsairlinesなど一部を除いて、手続きはしてくれませんし、次の便に乗遅れても責任を持ってくれません。
私は、brusselsairlines.(ベルギー)、airberlin(ドイツ)、easyjet(イギリス)、vueling(スペイン)、ryanair(アイルランド)、air asia(マレーシア)に搭乗したことがありますが、ryanair(アイルランド)を除き、満足しています。
結局、オイル・サーチャージ、関税、空港使用料はもちろんのこと、なんと「予約費用」「クレジット処理費用」なども取りますが、それをあわせても、ルフトハンザなどナショナルフラッグの3分の1以下の価格です。
なお、ryanair(アイルランド)はお勧めしません。
「へんぴな空港を使って利着料を安くする」という手法ですが、「へんぴな空港」を、さも「通常の空港」のように錯覚をさせます。
私は、ロンドン、デュッセルドルフを使用したのですが、デュッセルドルフと称しながら 「Weeze空港」 という旧軍空港につきます。デュッセルドルフの中心まで、バスで1時間30分かかりました。
デュッセルドルフと称しながら、中心まで83Km離れていて、成田から都心66Kmより遠いです。
なお、ryanairがよく使う、フランクフルト・ハーン空港に至っては、フランクフルトから120Km離れています。
ちなみに、私が利用したWeeze空港は、午後9時ころ着だったのですが、韓国人女性が「ボーイフレンドがデュッセルドルフ空港で迎えに来ているのに・・」と泣いていました。日本人なら詳しい説明もできたのですが、本人は、ドイツ語は全然、英語も私とどっこいどっこいでしたから「ここは、デュッセルドルフ空港ではないですよ」「あそこから、デュッセルドルフ中央駅行きのバスがでますよ」とだけ説明したのですが、その後、どうなったのでしょうか。
なお、英語聞取りの能力は必須です。
直前になって、搭乗口が変わります。
かなり早口の現地語と英語、ディスプレイの表示は、場合によっては、訂正されないこともあります。
でも、日本人って、どんな飛行機にも乗っているんですね。
お互いにそう思っているんでしょうが・・・