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旅・交通 バックナンバー2/2

ミニバーの料金はなぜ高い

ある程度のホテルには、ミニバーがついています。

 アルコール類、ソフトドリンク類、スナック類などですが、日本ならコンビニ、外国ならスーパーなどの価格と比べ「べらぼう」に高いことがあります。

 理由として考えられるのは、
1 それなりのホテルですから、お金に余裕のある人が泊まる=少しくらい高くして置いても利用してくれる。
2 ホテル代金は、他のホテルとの競争などのため戦略的値付けにしておいて、ミニバーなどで利益を上げる。
3 ルームサービスや、ホテル内のレストランやバーより、手数料がわずかなだけ「まし」でしょうという理屈。

 ちなみに、国内のビジネスホテルなんかは、最初からミニバーなどがなく、コンビニにいかに近いか強調したり、極端な場合、コンビニが同じビルに入っていたりします。空の冷蔵庫があって。
 ミニバーなんかで「ぼって」いたら、その系列の他のビジネスホテルも利用してくれません。
 国内でも、ある程度の温泉旅館などは「しっかり」ととります。チェーン店はないし、わざわざ外に買いにいくこともないでしょう。雰囲気を楽しんでるわけですから。もっとも、買置きして旅館入りする用意周到な人はいます。


 ちなみに外国(欧米と考えてください。コンビニのあるアジアは日本と同じです)へ行くとどうでしょう。
 普通びっくりするのが、ミニバーは当たり前、観光地、列車内、船内、駅などすら(一部、スーパーの併設されている駅を除く)、普通のスーパーで買う値段の最低2倍、ひどい場合には数倍かかります。
 ちなみに、防犯上などの理由で、駅、地下鉄など人目に付くところ以外に自動販売機は多くありません。ATMは、建物に完全に組み込まれていますから、建物自体を壊さないと中の現金は取れません。

 倹約家は自衛しています。
 飲み物、食べ物(見るからにおいしそうにないサンドイッチ、果物など)スーパーの袋に入れて、行楽地に行ったり、電車に乗ったりします。

 よく、外国を一人で歩いていると、日本人から「ここらにある、コンビニ知りませんか」と聞かれることがあります。典型的な日本人の風貌ですから・・
 「あればいいんですがねぇ」と答えるようにしています。
 私は、できるだけスーパー・雑貨屋で買って持って歩くかホテルにおいておく、そうでなければ2倍までなら我慢する、それ以上なら「食べない」「飲まない」、どうしても仕方がなければ、最低の値段のものを買うようにしています。
 ちなみに、チョコレートやバナナと水があれば、何とか「ひもじい」思いをすることはありません。
 お金がないかどうかは疑問ですが(結構高い入場料を払ったりしてます)、「人の弱みにつけ込む」「人の足元を見る」という行為が許せませんし、乗ってしまうと、あとで「自己嫌悪」になってしまいます。

 私も商売人の一種ですが、そこまでしようとは思いません。
 なお、私は、ものをつくる人には好感が持てますが、右から左の「商売人」は嫌いです。

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