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旅・交通 バックナンバー2/2

オイル・サーチャージ

サーチャージ(Surcharge)は、一般には、割増料金のことです。

 よく目にするのがオイル・サーチャージです。
「 燃油サーチャージとは、原油の高騰に伴って、航空会社の企業努力で吸収しきれない燃油価格の一部を、乗客の皆様にご負担いただく追加運賃のことです。本来であれば、燃料経費は航空運賃に含まれるものですが、燃油価格の激しい変動に対応するため、また、お客様に分かりやすくご提示するために、通常の航空運賃とは別に徴収されるものです。」となっています。
 国土交通省の許認可する運賃として認められています。

 当事務所は、法律事務所事務職員の福利厚生のため、他の事務所と合同で、海外に年1回事務所旅行をしています。法律事務所は中小企業ですから、福利厚生はどうしても不足がちとなりますから。
 ロタ島、ソウル、北京、台北と行って、今年は、香港マカオです。
 盆や正月でもないのに、事務所に誰一人としていなくなるわけですから、そう長く行ってられません。また、福利厚生費として経費で落ちる旅行日数も限られています。

 どこの航空会社で行こうかということになります。
 候補は、日本航空、全日空、キャセイパシフィック航空ですね。

「燃油サーチャージ」 をみてびっくりしました。
日本航空と全日空は、往復2万1000円です。
キャセイパシフィック航空は往復3400円です。
 ツアー料金に、オイル・サーチャージ、関空利用料、入国税などが加わるのですが、基本料金は、日本航空、全日空、キャセイパシフィック航空は同じに設定されています。
 からくりを知っていれば、誰だって、キャセイパシフィック航空を選びますよね。
 おまけに、キャセイパシフィック航空は、関空・香港間を1日3便飛んでいます。

 基本的には、原油が高くなったことだけが原因ではありません。
 間違いなく「便乗値上げ」ですね。
 もっとも、「便乗値上げをしても」「苦しい経営」であることも間違いなさそうです。

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