旅・交通 バックナンバー2/2
フリーツアーはなぜ高い?
といいますか、フリーツアーの方が高いのが普通です。
「観光・食事」だけがついているなら、その分当然コストに上乗せされます。
しかし、観光、食事の合間に土産物屋や免税店に連れて行かれますよね。
というか、へたをすると、産物屋や免税店めぐりの合間に、観光名所に少し行くというツアーすらあります。
もちろん、ツアー参加者が、土産物屋や免税店で買物をすれば、それに応じたキックバックがツアー会社(現地旅行社も含め)あります。
土産物屋や免税店の入口で「割引カード」が配布されることがあります。
これは、どのツアー客が、いくら買物をしたのか、集計するためのものです。
たまに、個人でふらっと免税店にはいっているのに、「添乗員のお名前は」と聞かれることがあります。
国内日帰りバスツアーなど、キックバックがなければ採算全くあわないと思います。
また、外国の場合、現地旅行社に丸投げをしていて、現地旅行社にキックバックがあることを前提とした「丸投げ価格」が定められることが多いです。
現地ツアー不参加の場合、逆に、割増料金をとられます。
これはまだ良心的な方で、現地ツアーに参加が絶対条件になっていることが多いですね。
一番お得な方法は、気分が悪いのでホテルでゆっくりするといって、現地ツアーに参加せず、個人で観光することです。
もっとも、ばれると「ブラックリスト」にのせられるそうです。その旅行会社だけで、他の旅行会社情報は共有していません。
なお、現地ツアーなしのフリーツアーでも、空港からホテルに行くまで、他のホテルの客と混在となり(高級ホテルから回っていきます。多額の利益をもたらしてくれる客が優先ですし、今度来るときはホテルのランクアップをと考える客がいるからです)、下手をすると、他の航空機で来る客との混乗のため、延々空港で待たされることもあります。
一番得なのは、何も買わないというとかも知れませんが、観光時間のロスだけは不可避です。