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旅・交通 バックナンバー2/2

ホテルの名称

中之島にある「ロイヤルホテル」は「リーガ・ロイヤルホテル」という名称に改称しました。
 「Royal Hotel」は他にもひろく使用されていて、そこいらの安ホテルに対し、名称使用差止請求しようにもできないから、「RIHGA Royal Hotel」にしたそうです。
 これなら、名称使用差止請求はできますが、長ったらしいですね。

これと同じく、そこいらの安ホテルに対し、名称使用差止請求できるよう工夫したホテルチェーンがあります。

 「Swissotel」は、本来は「Swisshotel」としたいのですが、一般名詞として安ホテルに名称を「パクられる」ため、フランス語では「hotel」の「h」を発音しないことを利用して、「Swissotel」にしたようです。
 大阪では、旧・南海サウスタワーホテルが、「Swissotel Osaka」になっています。
 ただ、日本語では「スイソテル」と名乗らずに「スイスホテル大阪」という名称を使用しています。

 「Crowne Plaza Hotel」も、本来は「Crown Plaza Hotel」としたいのですが、一般名詞として安ホテルに名称を「パクられる」ため、英語の「e」は、英語で発音されないことを利用して、「Crowne Plaza Hotel」にしています。
 大阪では、旧・全日空ホテルが「Crowne Plaza Hotel Osaka」になっています。

 ただ、このように「ちゃんと」区別していれば、どこの国のどこの都市に行っても「はずれ」を引くことはありません。


 話は変わって、私の知っている限り、裁判所に一番近いラブホテルは、尼崎支部の東隣にある「ネグレスコ」です。
 これは、ニースにある超高級ホテル「 HOTEL NEGRESCO」(内装の趣味がいいどうかは別とします)の名前を「パクった」のでしょうが、さすがに、尼崎の場末のラブホテルにまで、本家から、名称差止請求は来ていないようです。
 ある意味、さすが「尼」(あま)ですね。武庫之荘など、一部高級住宅地はあるのですが、そうでないイメージが定着してしまっています。
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