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旅・交通 バックナンバー2/2

キャンセルポリシー

出張などを含め、個人旅行(団体旅行ではない旅行のことです)においては、欧米のみならず、日本を含めたホテルでは、ギャランティーのための予約時のクレジット情報の提供は不可欠になっています。

 クレジットカードでの支払いは不可、というプチホテルでさえ、ギャランティーを必要とします。

 ずぼらな人もいるわけで、予約しても当日現れない人もいるのでしょう。
 キャンセルポリシーで記載されている期間中にキャンセルした場合、または無宿泊の場合にはクレジットカードから金額が引かれます(通常は1泊目のみ)。

 チェックインの時、「Cash or charge?」「How you can pay?」などと聞かれます。
 現金ならば、ミニバー・電話の代金など、若干上乗せして現金を支払います。
 カードの場合は、とりはぐれがないので、キャッシュカードが現在有効かどうかチェックし、金額白紙のレシートをプリントアウトして終わりです。
 ちなみに「Cash or charge?」は、「現金でお支払いになりますか、カードでお支払いになりますか」のことですが、ホテル宿泊のみならず、あらゆる場面ででてきます。覚えておくと便利です。

 また、慎重を期すために「カード情報はFAXで送る」と断ってFAXで送ったり、電話をしたりする人がいます。とにかくクレジットカードの提示は必須ですが慎重にこしたことはありません。
 ただ、予約のために、カード情報(カードの種類、番号、名義、有効期限)を入力しなければ、予約まで到達しないサイトもあります。
 させに「pin」という番号(裏面の羅列された数字の最後の3桁の数字)や、暗証番号を入力させるサイトもあります。

 なお、「キャンセルポリシー」には、通常、一定時刻をすぎれば「キャンセルと見なす」という規定になっています。ホテルは、飛び込み客の分と一緒に、二重に料金を合法的に徴収できることになります。

 到着時間に到着できず、夜遅くにようやく到着したらすでに自分の部屋には先客がいて宿泊を断られたという悲劇が待っていることが結構あります。
 海外で夜中に宿泊を断られるほど不安なことはありません。遅れそうになったら電話でその旨を伝える、またその日に飛行機で到着する場合は、あらかじめフライト番号やフライトルートを一緒に提示し、送れそうになるときは現地から電話をかけるのが賢明です。
 ホテルの電話番号も控えていきましょう。
なお、町中には、カードだけ使え、硬貨の使えない電話しかないことが往々にしてあります(日本のように、現金の使える公衆電話や自動販売機を設置しておくと、壊して現金を盗まれることがあります)から、空港から架けるのが賢明です。

 なお、24時間営業のホテルなら、チェックインを23時とでもしておけば、キャンセルと見なされて、別の客を泊めるということは通常ありません。
 しかし、午前便で到着する場合は、少しでも早く部屋をきれいにしてほしいので、本来の到着予定時間より、ちょっと遅めに書くのがこつです。

 もっとも、日本は「どこも満室」ということが本当にあり得るという点で、ある意味特殊な例外です。外国(ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなど)では、よほどの田舎でもない限り、ホテルがどこも満室ということはあまりありません。予約していたものの、チェックインが遅れて断られたホテルで紹介してもらえるのが普通です。

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