本文へ移動

旅・交通 バックナンバー2/2

利用航空会社未定の航空券

格安航空券を買おうとします。

 「利用航空会社未定」となっている場合があります。

 2つのケースが考えられます。

 1つ目は、安売りをする航空会社であることが明らかになってしまい、航空会社のブランドイメージを崩れるおそれがある場合は、本来は航空会社名がわかっているのに航空会社名をふせて広告を出すことがあります。

 2つ目は、航空券の卸売業者(ホールセラー)が、同一日程で、複数の航空会社からブロックで席を確保していて、旅行業者の募集するツアーの集客状況によって、適宜数まとめて旅行業者に販売し、残りを個人に販売するというパターンで、出発日が近づかないと特定できない場合です。
 なお、航空券の卸売業者(ホールセラー)が、ツアーを主催する旅行業者をかねているときがあります。同様、ツアーの残りを個人に販売するというパターンですから、出発日が近づかないと特定できません。


 前者の場合は、旅行会社に聞いてみれば、あっさり教えてくれることがあります。
 お得意さんになればなおさらです。

 目的は、インターネットなどで大々的に「安売りイメージ」をばらまくのが嫌なだけですから、購入予定者に教えても全く問題がないからです。

 教えてくれなくても推定できる場合があります。

 毎日運行ではなく、週5回特定の曜日運行というのなら、それだけでわかります。

 また、特定の曜日には5000円増、特定の日には1万円増、などと注記されていて、そのパターンが、特定の航空会社のペックス運賃と一致していれば、その会社以外にはありえません。

 早期予約で割引運賃適用とあり、特定の航空会社のペックス運賃のパターンと一致していれば、その会社以外にはありえません。

 燃油サーチャージを教えてもらえば、その金額により航空会社が特定できる場合があります。

 なお、経由便であれば、通常ストップオーバーできますから、経由都市で分かります。シンガポール経由ヨーロッパ、バンコク経由ヨーロッパなら、シンガポール航空、タイ国際航空以外にありえません。
 ソウル経由ヨーロッパと記載されていれば、大韓航空かアシアナ航空の双方がありますが、目的地は大韓航空が圧倒的に多く、アシアナ航空が就航していない目的地が記載されていれば、大韓航空でしょう。

 もちろん、一番大切なのは、往復の出発時間です。

 また、マイレージを貯めている人が、気にするようなのですが、「犬が尻尾を振っている」のではなく「尻尾が犬を振っている」という気がしないでもありません。

TOPへ戻る