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司法 バックナンバー 2/3

被振込専用口座

これらに共通するものは何でしょう。

すいせん、あさがお、あじさい、あやめ、カトレア、コスモス、サルビア、ジャスミン、しらゆり、すずらん、すみれ、たんぽぽ、ツバキ、なでしこ、はまゆう、ひなぎく、ひまわり、ライラック

 お花屋さんに置いてある花ではありません。

 その他、ウェブサイト、ドットコム、ヒルトップ、ベイサイドなどがあります。

 わかりましたか。わかればたいたものです。

 その他、中央、東日本、首都圏、関東第一、関東第二、関東第三、東京第一、東京第二、西日本、近畿第一、近畿第二、大阪第一、大阪第二、九州、西日本、東海などもあります。

 わかる方はおわかりになりましたよね。

 「被振込専用口座」の「支店名」です。

 大きな銀行であればどこにでもある特殊な支店で、基本的には大量に振込みを受ける企業が利用するもので、振込みがあったら、即時連絡、別の口座に移動させ、振込人名義の頭についている番号順にソートして、データ処理をする、など銀行が法人向けに行っているその他のサービスと連動していることが多いものです。

 もちろん、一般人は、口座は開けません。

 冒頭の例は、三井住友銀行です。

 支店は、普通は「梅田支店」のように地名がついていますが、小規模な金融機関なら本店と同じ住所、大規模な金融機関なら、郊外に、それ専用の店舗があります。


 弁護士は、案外、よく知っています。
 債務整理のうち、債権者に何らかの負債を払い続ける時、つまり、任意整理の分割金、個人民事再生の分割金に、被振込専用口座に指定されることが多いからです。
 1債務者あたり1口座番号で、管理がしやすいですね。

なお「悪用」もされます。
 つぶれかけのサラ金が、被振込専用口座をして、振込みがあったら、即時連絡、別の口座に移動させるのですから、依頼者の被振込専用口座を知っても、強制執行はできません。

 ちなみに、ネット専業銀行では、地名を使えませんから、やはり、地名以外になります。

 ジャパンネット銀行では、おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、へびつかい座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座、りゅう座、はくちょう座、アンドロメダ座、ほうおう座、こぐま座、こと座、わし座、いるか座、うさぎ座、うしかい座、おおかみ座、オリオン座、カシオペヤ座、きりん座、クジラ座、ケンタウルス座、こいぬ座、さんかく座、じょうぎ座、たて座、つる座、とけい座、とびうお座、はと座、ペガスス座、ポンプ座、やまねこ座、カエデ、モミジ、サクラ、ウメ、ツバキ、ケヤキ、クスノキ、ヒイラギ、シラカバ、ツツジ、フラミンゴ、ペンギン、カエデ、モミジ、サクラ、ウメ、ツバキ、ケヤキ、クスノキ、ヒイラギ、シラカバ、ツツジ。

 イーバンク銀行では、ジャズ、 ロック、サンバ、ワルツ、オペラ、タンゴ、サルサ、ダンス、リズム、ビート、マーチ、ひかり、ホンテン、被振込専用支店として、法人第一、法人第二、法人第三、法人第四、法人第五、法人第六。

 住信SBIネット銀行では、イチゴ、ブドウ、ミカン、レモン、リンゴ、法人第一。
 セブン銀行では、マーガレット、フリージア、パンジー、チューリップ、カーネーション、アイリス、バラ、ハイビスカス、サルビア、コスモス、カトレア、ポインセチア。

 結構、変わった名前がありますね。

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