2014年バックナンバー
バーゼル
平成26年7月7日、セレッソ大阪とバーゼルの両クラブが発表しました。
バーゼルは、スイスにあるということはご存じでしょうか。
ドイツとフランスとスイスの3国の国境が接する地点に位置しています。
ドイツ鉄道、フランス国鉄、スイス連邦鉄道の3駅があります。
チューリッヒ、ジュネーヴに次ぐスイス第3の都市でドイツ語圏、大型船舶が通航できるライン川最上流の港を持つ最終遡行地点です。
製薬業で有名で、ライン川に汚染物質を流した事故がありました。
私自身、留学時代、結構時間に余裕があったので、ライン川を、ゆっくり眺めるということがありました。
特に、語学研修をしていたBoppardは、ライン川が間近に見えます。
ドイツ(当時の西ドイツ)、オランダ、スイスの大型貨物船(国旗を船尾に掲げています)が、ライン川を行き来しています。
鉄道交通の要衝でもあります。
毎時4本のチューリヒ行きのほか、ベルン、ルツェルン、ジュネーヴ方面への直通列車が少なくとも毎時2、3本が運行されています。
フランクフルト中央駅方面へのICE毎時1本運行されています。他にハンブルグ方面に行く電車も毎時1本はあります。
これに対し、フランス国鉄のパリ・リヨン駅行きTGVは、1日6本の運行に止まっています。パリ行きは、ジュネーブ・ローザンヌ発着が多いですから。
ですから、鉄道旅行していると、よくバーゼルをとおります。
単なる通過駅と考える人も多いかもしれませんが、「バーゼル市立美術館」は、一見の価値があります。
絵画に興味がない人でも、「教科書に載っていた絵が一杯」という感想を持たれるでしょう。
バーゼルは強豪で、ヨーロッパチャンピオンリーグにも出場しています。
名門ですが、層が厚すぎて出番がないということは考えにくいです。
柿谷選手が新天地で活躍することを願っています。