2014年バックナンバー
川内原子力発電所と火山
平成26年10月28日、九州電力・川内(せんだい)原子力発電所(鹿児島県)について立地自治体である薩摩川内市が、再稼働に同意しました。
国の新規制基準施行後、原発を抱える自治体として初の条件の一つである地元同意となり、今冬以降とみられる再稼働第1号に向けて前進しました。
今後の手続きは鹿児島県に移り、県議会の臨時議会で地元同意が完了します。
九州電力・川内(せんだい)原子力発電所は、津波の点は、比較的問題はなさそうです。
「火山列島」をご覧ください。
御嶽山の噴火で、噴火予知の難しさが浮彫りにされました。
噴火は予知できるという考えに依存し、防災計画が策定され、行政の方針が決められています。
九州電力川内原子力発電所の再稼働も、その前提に立っています。
九州は火山が多いですね。
川内原発の周辺には、数万年に1度、カルデラ噴火と呼ばれる超巨大噴火を起こす地帯が複数存在するそうです。
原子力規制委員会は、平成26年9月10日、川内原発の安全対策は新規制基準を満たすとして設計変更の許可を出しました。
カルデラ噴火の可能性を「十分低い」とし、火山活動のモニタリングで前兆があれば、核燃料を運び出すなどの対応をとるということです。
本当に大丈夫なのでしょうか。
津波の次は噴火では、話になりません。