2013年バックナンバー
65期の弁護士の進路
司法試験の合格者の就職先がないということが言われています。
「法務省・平成25年3月14日・法曹養成制度検討会議(第10回)」をご覧下さい。
「新人弁護士の就業状況とOJTの機会について」という問題提起になっています。
第65期弁護士の就業状況についてですが(平成25年1月10日現在)、登録者1553名、未登録者363名となっています。
登録者1553名のアンケート結果(回答率88.7%)で、1人で独立開業21名(いわゆる即独)、新規登録弁護士のみ複数名で独立開業6名、弁護士法人入所で執務事務所が新規登録弁護士のみ8名、いわゆる「ノキ弁」88名となっています。
私の実感ですが、未登録者がどうしているのか、未登録者に会う機会がないのでわかりません。
ただ、いわゆる「ノキ弁」88名というのは、過小のような感じがします。
本来、そんなに大きな事務所でもないのに、大量に65期の弁護士がいたり、本来、「イソ弁」を雇える経済的余裕がなさそうにみえるのに、65期の弁護士を採用している弁護士がいます。
あと、気の毒なのは、ちゃんと就職できたように見えても、1、2年で独立している(させられている)弁護士が多いことです。