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2013年バックナンバー

和歌山県の再生可能エネルギー発電所

関西電力が、メガソーラー発電所を和歌山県に建設するということを決めました。

 和歌山県有田市の臨海地域で、東燃ゼネラル石油が保有する45万平方メートルの遊休土地に建設します。

 30MW(メガワット)の太陽光発電設備を建設する計画で、運転開始は平成27年度を予定しています。

 関西電力は、発電能力が10MWの「堺太陽光発電所」を大阪府堺市で稼働させていて、有田市のプロジェクトは2つ目の大規模なメガソーラーになります。
 現時点で、電力会社のメガソーラーでは、東京電力が神奈川県で稼働中の「扇島太陽光発電所」が13メガワットで最大の規模ですが、これを大幅に上回わることになります。

 最近、関西電力は、発電設備の増強を急ピッチで進めていますが、火力発電所や水力発電所の設備を拡大して電力の供給力を高めていて、特に太陽光と風力を中心に再生可能エネルギーの推進に積極的に取組む方針を打出しています。

 本心かどうかは知りません。
 関西電力ほど、信用できない会社は、めったにありませんから。

 和歌山県は紀伊半島の西部を占め、温暖な気候と、豊富な海洋資源に恵まれています。
 海に面して大規模な火力発電所があり、その発電量は県内の電力使用量を上回わっています。
 一方で、再生可能エネルギーの導入は遅れていましたが、いよいよ風力や太陽光による発電所が増えてくることになります。

 ちなみに、和歌山市にも天然ガスを使った370万kWの発電所を建設する計画が進行中とされていましたが、10年先延ばしになりました。

 ちなみに、和歌山県には、一見すると風力発電には最適な場所のように思える場所がありますが、風力発電所はありません。
 風速が不安定なことが障壁になることが理由とされています。

 大阪ガスグループが事業主体になり、100kW程度の「ミニソーラー」を設置し、平成24年7月から発電を開始する予定だそうです。


 豊かな自然のある和歌山県に、原子力発電は似合いません。
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