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2013年バックナンバー

オール電化住宅と電気代の値上げ

 茂木経済産業相は、平成25年4月2日、関西電力と九州電力の家庭向け電気料金値上げを認可しました。

 平成25年5月1日から、関西電力管内では平均9.75%、九州電力管内では平均6.23%引き上げられます。
 「平均的な家庭」(月間300キロワット時の電力使用)では、月間の電気料金は、関西電力が今の6844円から7301円(6.7%増)、九州電力が6664円から6888円(3.4%増)になる見通し。
 あくまでも「平均的な家庭」です。

 「関西電力・オール電化住宅の値上げ」 をご覧下さい。

 家庭用電気料金は、均等に上がるわけではなく、デイタイム夏期、デイタイムその他の季節、リビングタイム、ナイトタイムに分けて値上げが実施されます。

デイタイム(午前10時から午後5時)
(夏季)  31.05円 36.08円 16.20%
(その他) 28.35円 32.8円 15.70%
リビングタイム(午前7時から10時。午後5時から11時)
   1.97円 25.31円 15.20%
ナイトタイム(午後11時から翌日午前7時)
   8.52円 11.09円 30.16%

 なお、これは、値上げの申請内容で、確定ではありません。

 デイタイムが16%程度、リビングタイムが15%程度に比べ、ナイトタイムが30%程度と倍近い値上げです。

 ナイトタイム(午後11時から翌日午前7時)に、エアコンで冷暖房したり、洗濯機を回したりするという人は少ないでしょう。

 オール電化住宅向けですね。
 お湯を、安い深夜電力で沸かしておくということです。

 私の家は、オール電化です。
 深夜電力でお湯を沸かしたり(電気温水器。エコキュート)、また、IHクッキングヒーターなどはガスよりも安全という「うたい文句」だったのですが、事情がかわったということですね。

 原子力発電の出力は一定です。
 火力発電所の場合、使用電力量にあわせて、ピーク時の約半分まで下げられるものもあれば、ピーク時の7割以上も下げられるものもあるそうです。
 深夜余ります。
 そこで、深夜の電力を安くしていたのですが、原子力発電がほぼ止まったので、値上率を倍にするということですね。

 深夜の需要が少ないということには間違いなく、深夜の電力が安いのは、原子力発電を持たない沖縄電力も同じです。

 ということで、オール電化の私の家は、平均的な家庭に比べ、電力値上げによる影響が大きくなります。
 関西電力の場合、一般家庭は6.7%増ですが、オール電化住宅の場合は、試算の仕方により異なるのですが、10%をこえた値上げとなります。

 もっとも、私の家の敷地には、大阪ガスのガス栓がきているのですが(家を建てるとき「ガス栓」はずしましょうかと聞かれましたが、断りました)、ガスに変えるつもりはありません。

 年をとっていくと、ガスは危ないですね。
 一酸化炭素中毒になったり、爆発したりするおそれがあります。
 命にはかえられません。
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