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2013年バックナンバー

安愚楽牧場の詐欺

平成25年6月18日、全国で約7万3000人が「出資」した、和牛オーナー制度が行き詰まり、約4300億円の負債を抱えて破産手続きを進めている「安愚楽牧場」(本社・栃木県那須塩原市)について、「安愚楽(あぐら)牧場」の元社長ら3人が特定商品預託法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。

 一見、何の変哲もないニュースです。

 何でこの時期なんでしょう。

 民主党の海江田万里氏を糾弾することにより、民主党を不利にするための、現政権の「謀略」説があります。

 「全国安愚楽牧場被害対策弁護団」をご覧下さい。

 民主党の海江田万里代表が、経済評論家時代に書いた雑誌記事などをきっかけに出資し、 損害を受けたとして、40~70代の出資者30人が、平成25年2月18日、海江田氏に「投資の専門家として知名度と影響力があったのに、危険性の調査や説明を怠り、宣伝マンの役割を果たした」として、計約6億1000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしています。

「13.3%の高利回りは驚異的だ」「元金確実で、しかも年13.3%と考えれば、他の金融商品はまっ青!」「和牛の死亡率は0.4%と低く、また万一そのような事態があっても代わりの牛が提供されるので,契約どおりの利益は保証されます」「知る人ぞ知るといった高利回りの利殖商品」「むろん元本は保証付き」「この利益は申し込み時に確定していて、リスクはゼロ」「利益は申し込みをした時点で確定していますから、リスクもありません。」

 という評論を記載しているようです。

 なお、海江田氏は「20数年前のことで、私も自分の金を出しており、時期がきて終わったことだ」として説明を避けている。また、海江田は「(記事を)執筆した時期とその後の日本の経済は全く異なっており、評論の効力はなくなったと考えている。損害賠償責任を負う ものではない」という談話を発表しています。
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