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2013年バックナンバー

政治家の自殺

平成25年6月25日午前5時ころ、岩手県会議員の小泉光男氏(56)が同県一戸町のダム湖近くの川岸で死亡しているのが発見されました。

 自殺と見られています。

 小泉県会議員は、平成25年6月5日、自分のブログで、県立中央病院を受診した際のいきさつを紹介。番号で呼び出されたことに立腹したとして、「ここは刑務所か!」「会計をすっぽかして帰った」などと書込みました。

 ネット上で「非常識だ」などと批判を浴び、小泉県会議員は平成25年6月9日にブログを閉鎖するとともに、平成25年6月17日に記者会見を開いて謝罪していました。

 ご冥福をお祈り致します。

 病院は、番号で呼ぶことがあるようです。
 プライバシーの問題があったり、同姓同名や、あるいは、似ている名前の人が間違った薬や処方箋をもって帰ってしまっては、命にかかわることがあります。


 刑務所が、囚人番号で、囚人を呼ぶことがあるというのは初耳です。

 氏名を全く黙秘したまま有罪判決を受ける人がいます。
 「○○拘置所○○番」といった形で判決を受けます。
 刑務所に収監されても名前をいわない場合は、番号で呼ばざるを得ません。

 そういう例外を除けば、看守と受刑者の人間関係が大切ですから、番号で呼ぶということは考えにくいですね。

 なお、外国は知りません。
 もしかしたら、小泉県会議員は、外国ドラマの見過ぎだったのではないでしょうか。


 私といいますか、弁護士は、刑務所に行くことがあります。
 もちろん、受刑者としていくわけではありません。
 禁固以上の刑に処せられることは、弁護士の欠格事由です。

 司法修習生の時は、見学に行きますね。
 単なる懇親旅行では予算が付きませんから、刑務所の視察という名目で、旅費と懇親費用をまかないます。
 引率した裁判官が、2次会などで、自腹を切らされることもあります。

 あと、弁護士になってから、民事事件の関係で、受刑者に会いに行くことがあります。
 被疑者段階と異なり、看守がいます。

 変わったところでは、弁護士会の綱紀委員をしていると、懲戒請求者が受刑者で、刑務所に行かされることがあります。
 遠くなら旅費は請求しますが、私が行った加古川などは、請求手続きが面倒なので、結局、自腹でした。
 看守がいます。


 結構、政治家は自殺します。

 つい最近、盲人のセーラーと、ヨットで太平洋を横断しようとして、クジラがヨットに衝突して(画像からの推測です)、ヨットが浸水沈没し、海上自衛隊に救助された、フリーキャスターの辛坊治郎氏が、テレビ番組で、元財務大臣の亡中川昭一氏に「自殺すればいい」と発言した(当該部分は、もちろん放送されていません)ようで、辛坊治郎氏に悪意をもっている人が多いようです。

 私自身は、日曜日の休日は、辛坊治郎氏が司会をつとめる「たかじんのそこまで言って委員会」は見ずに他の番組をみるような習慣になっていますが(あまり、見ていて愉快な番組ではありません)、辛坊治郎氏が司会をつとめる読売テレビの朝のローカル番組「す・またん」は、結構見ています。

 言いたいことを言う人ではあります。
 敵も多いのでしょう。
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