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2013年バックナンバー

内部犯による偽計業務妨害

 大阪府警は、平成25年6月6日、大阪府内のJR阪和線で平成24年に信号が赤のまま変わらなくなるトラブルが頻発した事件で、偽計業務妨害容疑で、神戸市北区、JR西日本グループ会社の「西日本電気システム」社員福本明容疑者を逮捕しました。

 駅の信号機器室で配線用のブレーカーを落として電源供給を停止させ、進行中の列車を停車させる手口だったそうです。

 福本明容疑者が、普段使っていた「西日本電気システム」の車が、信号停止の前後数分間、同駅近くの駐車場に止まっていたことから「足がついた」ようです。

 動機は判明していないというようです。

 外部犯なら、駅の信号機器室で配線用のブレーカーにアクセスしようと思うと、信号機器室の部屋や、信号機器室を「こじあけ」なければなりませんから、内部犯行だということはわかっていたはずですが、繰り返し犯行をしていればも、いずれ「ばれ」ます。


 大阪府警浪速署などは、平成25年6月18日、大阪市内の配電設備を操作して民家など計132軒を停電させたとして、関西電力難波営業所の男性社員を偽計業務妨害容疑で書類送検したと発表しました。

 大阪市浪速、天王寺両区の歩道にある5か所の配電ボックスを専用の鍵で開け、内部の配電用装置を操作、周辺の民家やビルなどを最長約1時間30分にわたり停電させたとのことです。
 病院が停電になったそうですが、外来専門ということで、入院患者がいなかったのが、不幸中の幸いでした。

 付近の防犯カメラに配電設備を操作する男の姿が写っていたそうです。
 配電ボックスの鍵の構造が複雑だったことから、同署は内部犯行の可能性があるとみて捜査が続いていました。

 こちらは、1回だけということか、逮捕もされていませんし、匿名報道です。

 社員は「仕事が忙しくて不満を持っていた。事故が起きれば、人員が増えると思った」と供述しているということです。


 平成23年7月8日、大阪府警は、ソフトバンクモバイルの業務委託先の元社員を、平成23年5月25日から26日に、回線設定データを改ざんして通信障害を発生させた、電子計算機損壊等業務妨害容疑で逮捕しています。

 障害の原因がソフトウェアであることを明らかにしていた。外部から不正にアクセスされた形跡がなかったこと、ネットワークセンターの入口で、監視員による入館者の本人確認を実施し、制御用端末のあるオペレーションルームは、セキュリティカードを所持している社員のみが入室できるようになっていたということから内部犯であるということがわかったそうです。


 何か、大阪ばかりですね。
 それとも、他の地域の犯罪は全く報道されないローカルニュースなのでしょうか。

 普通は「ばれ」ますよね。

 ただ、侵入するため鍵などを損壊して、外部犯のように偽装すると、器物損壊罪などが加わってしまいます。

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