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2013年バックナンバー

コインロッカー

旅行するとは、コインロッカーは便利です。

 駅のコインロッカーにも重い荷物を預けて観光することができます。
 小型のもので200円くらいから、大型のもので400円から500円くらいと、比較的リーズナブルです。

 当たり前のように思っておられるかも知れませんが、コインの種類を問いません。
 例えば、300円なら、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉をどう組み合わせようと自由ですし、お釣りも出ます。
 そうでない国もあります。


 ヨーロッパを鉄道旅行したとします。

 コインロッカーのない国があります。
 基本的に「テロ対策」です。
 爆弾をコインロッカーに入れられてはたまりません。

 フランス、スペイン、イタリアなどの小さい駅には、コインロッカーがありません。また、手荷物預かり所もありません。
 ですから、電車で移動中、途中下車して観光しようとすると、スーツケースを引きずることになります。
 なお、ホテルに宿泊予定なら、チェックイン前とチェックアウト後に、ホテルで荷物を預かってくれます。

フランス、スペインなどでは、大きな駅には、コインロッカーがあります。
 警備もけっさこうきびしいです。
 まず入り口に係員がいます。
 危険物が入っていないかX線による荷物チェックがあります

 イタリアなどの大きい駅では、コインロッカーはなく、手荷物預かり所がありますが、もともと「容量」がおおきくないうえ、X線検査を通したり、パスポートの提示を求められたりします。能率が悪くて長蛇の列になっていることもあります。
 荷物を預けて、直前に、受け取って電車に乗ろうとするのは「無謀」です。
 「営業時間」も考えた方がいいですね。


 ドイツ、オーストリア、スイスは、日本と同じシステムです。

 ドイツや、オーストリアのコインロッカーは、ある意味、値段やリーズナブルです。
 コインは1ユーロ硬貨、2ユーロ硬貨、50ユーロセント硬貨に限られます。50ユーロセント硬貨は無理です。
 日本でも、10円玉が無理なコインロッカーがあります。

 スイスがひどいです。
 駅にもよりますが、1週間の旅行くらいのスーツケースで9フラン(1000円近く)することがあります。
 硬貨の指定もひどく、5フラン硬貨1個、2フラン硬貨と1フラン硬貨という指定ならかわいらしいのですが、旧式のものは、2フラン硬貨3個、1フラン硬貨1個などと種類を指定しているものがあります。

 コインロッカーを使うときは、近くの人に両替を頼んだりしなければなりませんし、逆に、両替を頼まれることもあります。

 なお、フランスから着いたのでしょう、ジュネーブ駅のコインロッカーで、ユーロをスイスフランに替えてほしいという外国人に頼まれたことがあります。
 1ユーロ=1.2フランに換算するのが面倒だった記憶があります。頼んだ人は、急いでいたようで、1ユーロ=1フランでいいとか言っていましたが、私は悪徳両替商ではありません。
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