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2013年バックナンバー

放射性物質汚染水の海水への漏出

平成25年7月22日、東京電力は、福島第一原子力発電所の海に近い観測用の井戸の地下水から高い濃度の放射性物質が検出されている問題で、「地下水が海に流れ出しているとみられる」として海への流出を認める見解を示しました。

 平成25年7月18日にわかっていたことですから、すぐに発表をすればいいものを、4日後に発表しましたから、新聞やテレビが、参議院議員選挙の結果一色で扱いが小さくなるタイミングをねらったのではという憶測がなされています。
 一度、信用を失うと、あとはすべてこうなります。単なるミスでは許してくれません。
 といいますか、東京電力は、何度、信用を失わせることをしているのか、数え切れません。

 この問題では、原子力規制委員会から「海に汚染が拡大していると強く懸念される」と指摘されていました。

 原子力発電所付近の井戸で高い放射能が検出され始めたのは5月下旬からで、事故発生当初に大量の高濃度汚染水が漏出した2号機取水口の周辺を中心に、相次いで井戸水の汚染が確認されていました。

 東京電力は、高濃度汚染水の一部が土壌中に残り、放射性セシウムは土に吸着され、残りのベータ線を発する放射性物質が地下水の影響で井戸に出てきた可能性が高いと説明してきた。しかし、その後、一部の井戸で高い濃度のセシウムも検出され、当初の説明ではつじつまが合わなくなっていました。


 福島県の漁業はどうなるのでしょう。
 といいますか、東北全体の漁業がどうなるか心配ですね。
 短期的にはともかく、長期的にみて、健康に被害があるかどうかなどは「神のみぞ知る」ということでしょうから。
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