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2013年バックナンバー

アシアナ航空の事故の報道に対する処分

「アシアナ機事故:テレビ局に懲戒処分」をご覧下さい。

 平成25年7月7日、米国サンフランシスコ国際空港で起こったアシアナ航空機着陸失敗事故で、中国人の乗客が死亡したことを報じた際「死亡者2人が中国人と確認された。私たちとしては幸いだった」と表現した東亜日報系のテレビ局「チャンネルA」に対し、懲戒処分がなされました。
 不謹慎ですね。

 韓国の放送通信審議委員会は、平成25年7月25日、チャンネルAの報道特別番組について「当該番組の関係者に対する懲戒および警告」を決定したとのことです。

 どの程度重い処分かはわかりません。

 ただ、韓国の放送通信審議委員会としても「生放送中の単なる失言だとしても、審議に関する規則違反の程度があまりにも重大だという点で意見が一致した」ということをですから、本当に反省しているかどうかわかりませんね。
 「生放送中の単なる失言」と認識している時点でアウトです。
 日本なら、アナウンサー人生は終わるでしょう。


 日本も、他国のことをいえる立場にありません。

 東海テレビの放送した「ぴーかんテレビ」内で、福島第1原子力発電所事故に関して、「怪しいお米セシウムさん」などの文字が放送されたことがありました。

 「ぴーかんテレビ」は番組打切りでした。
 社内処分で、東海テレビの社長は報酬の50%カット3ヶ月で、番組制作局長は降格、などです。
 平成23年9月15日、民放連から「文書による厳重注意」という処分を受けました。


 自国航空機の死亡事故で「死亡者2人が中国人と確認された。私たちとしては幸いだった」という方か、福島第1原子力発電所事故に関して、「怪しいお米セシウムさん」などの文字が放送された方か、どちらが「より」悪質なのでしょうか。

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