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2013年バックナンバー

ヨーロッパの鉄道事故

ヨーロッパの先進国で鉄道事故があいついでいます。

 平成25年7月12日、フランスのパリ近郊で列車が脱線転覆して、乗客6名が死亡しました。
 レールかポイントが傷んでいたことが原因とされています。

 平成25年7月24日、スペインの高速鉄道で脱線転覆事故があり、乗客80人が死亡しました。
 運転手がスピードを出しすぎたことが原因とされています。

 平成25年7月29日、スイス西部で列車の正面衝突事故があり、運転手1名が死亡しました。
 原因はわかっていませんが、死亡した運転手が操作していた列車が、本来進入してはならない線路に進入したためとされています。


 列車事故というのは結構ありますね。
 スピードが出ている列車ほど、死亡者が多くなるというのは、当たり前といえば当たり前ですが、悲惨といえば悲惨です。


 そういえば、平成22年7月23日、アルプスの観光列車「氷河急行」の事故で、列車が脱線転覆し、日本人乗客1人が死亡、日本人28人を含む38人が負傷した事故がありました。

 平均時速が30キロメートルの「急行」ですから、どのようにしたら、列車を脱線転覆「させる」ことができるのか不思議なくらいです。

 カーブの区間で、列車の後部車両が曲がりきる前に、運転手がスピードを出しすぎたことが原因とされています。

 平成23年3月、バレー(バリス)州の裁判所は、運転士の過失を認め、罰金1万5000スイスフラン、執行猶予2年の判決を言渡しました。
 これとは別に、罰金500スイスフランを即座に支払うよう命じています。
 結局、運転手が支払ったのは、500スイスフラン、約5万円です。
 高級ホテルなら、1泊500スイスフランはしますから、ホテル1泊の代金くらいの罰金ですんだことになります。

 軽いですね。
 日本では考えられません。
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