本文へ移動

2013年バックナンバー

日本の祝日

日本の祝日は、以下のとおり15日です。

  元日:1月1日
  成人の日:1月第2月曜日
  建国記念の日:2月11日
  春分の日:春分日(春の昼と夜の時間が最も等しい日)
  昭和の日:4月29日
  憲法記念日:5月3日
  みどりの日:5月4日
  こどもの日:5月5日
  海の日:7月第3月曜日
  敬老の日:9月第3月曜日
  秋分の日:秋分日(春の昼と夜の時間が最も等しい日)
  体育の日:10月第2月曜日
  文化の日:11月3日
  勤労感謝の日:11月23日
  天皇誕生日:12月23日

 日本独特の祝日が結構あります。

 「元旦」は、ほぼ世界共通といっていいと思います。ただ、中国や韓国では、旧正月を盛大に祝います。

 「成人の日」は、日本のみの祝日ようです。
 少し前までは1月15日でした、成人の日を1月15日としたのは、この日が「小正月」であり、かつて「元服の儀」が「小正月」に行われていたことによるといわれています。

 「建国記念の日」については、各国が、「建国記念日」や「独立記念日」を祝う国はたくさんありますが、2月11日は、日本だけです。
 戦前は「紀元節」と呼ばれていました。
 紀元節の日付は、「日本書紀」にある神武天皇が即位したとされる日(辛酉年春正月庚辰朔)に由来します。

 「春分の日」と「秋分の日」は、中国由来です。彼岸の中日ですね。
 ただ、中国で、春分の日と秋分の日が祝日というわけではありません。
戦前は、「春季皇霊祭」(春分の日に、宮中の皇霊殿で天皇が歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式がありました)「秋期季皇霊祭」(秋分の日に、宮中の皇霊殿で天皇が歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式がありました)と呼ばれていましたが、名前がかわりました。

 「昭和の日」は、昭和天皇の誕生日で、もちろん日本のみです。

 「憲法記念日」は、日本国憲法(現行憲法)施行の日で、もちろん日本のみです。

 「みどりの日」は、5月3日の「憲法記念日」と5月5日の「こどもの日」とあわせて3連休にしようとした休日です。

 「こどもの日」は、中国由来です。
 中国の「端午節」は毎年旧暦の5月5日ですが、日本では新暦で祝います。

 「海の日」は、日本のみです。
 少し前までは、7月20日でしたね。
 明治天皇が「明治丸」で航海し、横浜港に帰着した日が7月20日で、昔は「海の記念日」という丹那寝記念日で、祝日ではなかったようです。

 「敬老の日」は、日本のみです。
 少し前までは、9月15日でしたね。
 農閑期に当り気候も良い9月中旬の15日になったようです。

 「体育の日」は、日本のみです。
 昭和39年10月10日が、東京オリンピック開催日でした。

 「文化の日」は、日本のみです。
 戦前は「明治節」と呼ばれていました。
 明治天皇の誕生日に、憲法を公布して、祝日としたものです。

 「勤労感謝の日」は、日本のみです。
 戦前は「紀元節」と呼ばれていました。
 飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まった新嘗祭(にいなめさい)です。

 「天皇誕生日」は、日本のみです。
 今上天皇陛下の誕生日です。

 日本の祝日のうち、天皇・皇室と関連のあるものは「建国記念の日」「春分の日」「昭和の日」「海の日」「秋分の日」「文化の日」「勤労感謝の日」「天皇誕生日」と8日あります。
 日本の祝日のうち、天皇・皇室と関連のないものは7日しかなく、ほぼ世界共通なのは、「元日」くらい、中国と共通(中国由来)なのは「こどもの日」くらいです。

 外国人に、日本の祝日を説明しようとすると大変です。
TOPへ戻る