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2013年バックナンバー

免税手続き

海外で、ある程度の価格以上の品物を購入すると、免税手続きが受けられます。
 「tax refund」といわれます。
 免税になるのは付加価値税(概略、日本の消費税に該当)で、ヨーロッパなら20%くらいと馬鹿になりません。
 国内で物品を消費するから「付加価値税」がかかるので、海外に持ち出すなら、消費税は必要ないという理屈です。

 なお、付加価値税まるまる戻るというわけではなく、手数料とかをとられて、現実に戻るのは3分の2くらいです。

 購入した店舗で、免税手続きに必要な書類を作成してもらいます。
 購入した店舗宛の封筒を受取ります。

 空港の税関で、購入した品物の現物を税関吏に提示して、スタンプを押してもらいます。
 その書類を持って指定の場所で現金で受取るか、スタンプが押された免税手続きに必要な書類を購入した店舗宛の封筒に入れて、郵便箱に投函します。

 現金で受領したら、それで終わりです。
 郵便箱に投函すると、購入した店舗が手続きをして、購入した際のクレジットカードに円で入金されます。「忘れたころ」に、はじめて入金されます。


 話はかわって、ヨーロッパでも、中国人旅行客多いですね。
 「団体さん」は、30年くらい前の、日本旅行者と同じ行動をしますから、嫌なら、避けることはできます。

 パリのシャルルドゴール空港で、不覚にも、中国人の団体と出くわしました。
 空港の「tax refund」です。
 余裕を持って空港に着いたはずでしたが、向こうの出発機が早いようです。
 全然列が動きません。
 なんせ、中国人は「ようさん」買いますし、また、税官吏にすべての品物を見せないと行けないのに、一部、スーツケースに入れたままということなどをしますから、税官吏も、入念にチェックしています。

 日本人なら、ろくに品物を点検せず、信頼してスタンプを押すのですが、そうもいかないようです。

 列に並んでいるうちに、機械で手続きをしている人を複数見ました。

 スタンプを押さなくとも、購入した店舗で作成してもらった免税手続きに必要な書類にバーコードがついていて、バーコードを読ませればスタンプを押してもらったのと同じ、郵便箱に投函して終わりでした。

 確かに、購入した店舗で利用したクレジットカードに入金するなら、品物をチェックしなくても、不正は「ほぼ」ないでしょうね。

 ただ、現金で戻してもらうのなら、購入した店舗で作成してもらった免税手続きに必要な書類と品物を照合しないと、不正に金銭を騙取られる可能性があります。

 中国人の団体さんは、ユーロの現金を出発前に受け取ってどうするつもりでしょう。
 換金は可能ですが、両替商は「足下をみて」、「すごく」「不利な」レートになっているのですが・・
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