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2013年バックナンバー

LH740、741

通常は、航空機の便名を記憶している人はいないでしょう。

 私自身が記憶しているのは、JL1便と、LH740便とLH741便だけです。
 JLは日本航空、LHはルフトハンザです。

 JL1便は、日本航空の1番目の番号がついています。
 サンフランシスコから東京に飛んでいます。
 私は、裁判官の時、1982年(昭和59年)留学の帰りに1か月アメリカとカナダを1か月ほど回り、JL1便で帰国しました。
 今は、サンフランシスコ・羽田間ですが、当時は、サンフランシスコ・成田間を飛んでいました。

 日本航空の1便は、こんなところの路線に着いていたのだと驚いた記憶があります。2便は反対方向です。

 ちなみに、全日空の1番目の番号がついているのは(NH1便)、ワシントンDCから成田に飛行する便になっています。


 LH740便とLH741便は、よく利用する便だからです。

 大阪とドイツのフランクフルトを結ぶ便ですが、関西国際空港ができる前は、伊丹空港から飛んでいました。
 また、一時期、香港経由でしたが、今は、シベリア上空を飛ぶ直行便です。

 しばらくは、ボーイング777(-200)が運行されていました。
 ボーイング7777は、それまで死亡事故がなく、アシアナ航空が、サンフランシスコ空港で墜落させ3人の死亡者が出たという機種で、そんなに大きくありません。

 関西国際空港からですから、ビジネス客は多くありません。
 ドイツ人のビジネス客は結構いますが、コンスタントに多くいるわけではありません。

 一時期、ビジネスクラスが最高で、ファーストクラスがなかったくらいです。
 ビジネスクラスの座席も少なかったですね。


 3年くらい前から、LH740便とLH741便は、ボーイング747(-400)で運行されています。
 「ビジネス客が増えた」という話は聞きません。
 関西の経済的地位は下降の一途です。
 理由は「ビジネスクラスで行くヨーロッパ」というツアーに参加する客が相当いるからのようです。
 そして、ルフトハンザは、結構、ビジネスクラスの座席の値段を下げているようです。

 ためしに、「関西」「ビジネスクラス」「ヨーロッパ」「ツアー」で検索してみれば、結構な数がヒットします。

 また、現実に、高齢者層を中心に、ビジネスクラス利用のツアー客が増えているようです。
 何か、航空会社のラウンジで「場違いな」人たちを多く見ます。

 結構、商売の「種」は、いろいろあるものです。

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