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2013年バックナンバー

新幹線が来年開業50周年

東海道新幹線は、昭和39(1964)年10月に開通しました。

 東海道新幹線開業が、昭和39(1964)年、来年が、平成26(2014)年ということは、来年東海道新幹線は開業50周年ですね。

 JR東海は、平成26年10月に東海道新幹線が開業50周年を迎えることを記念し、高速鉄道を海外にアピールする国際会議を開くと発表しました。

 国際会議は、平成26年秋に開かれる予定で、JR西日本とJR九州との共催となりまする。
 会議には、高速鉄道の建設構想がある国・地域の政府、鉄道経営者、有識者などを招くという予定です。
 JR東海は、国際仕様に仕上げた「N700系」の新幹線とリニアモーターカーについて、海外輸出を目指しています。「新幹線のセールスプロモーションの場としての意味合い」ですね。


「開業後半世紀にわたる列車事故による旅客の死傷ゼロの安全記録、および比類なき正確性、安定性、高速性」「土木構造物・軌道・電力設備・信号設備・車両・運行管理システム・修繕保守等を含めたシステムを一元的に運営することにより維持されています」というのは間違いないでしょう。


 高速鉄道が走っている国は、世界中各国にあります。
 ただ、真の意味での自国開発というのは、日本の新幹線、フランスのTGV、ドイツのICEくらいでしょう。あとは、せいぜい先進技術の改良か、模倣にとどまっています。

 日本の新幹線、フランスのTGV、ドイツのICEの中で、新幹線にはアドバンテージがあります。

 フランスのTGVもドイツのICEも、一般車両と軌道が同じです。
 フランスのTGVもドイツのICEも、一般車両とともに走行しなければなりません。

 東海道新幹線は、高速列車専用の軌道の上を、新幹線のみが走ります。
 在来線のように平面交差の踏切はなく、在来列車や貨物列車と線路を共用することがありません。
 フランスのTGVもドイツのICEも、平面交差の踏切はありますし、在来列車や貨物列車と線路を共用することがあります。

 どちらが、列車の衝突可能性等の安全性で有利か、ダイアの作成のしやすさ、発着時刻の正確性で有利かはわかりますね。

 もちろん、それを差し引いても、新幹線が優れていることは間違いはないでしょう。
 東海道新幹線が昭和39(1964)年10月に開通しているというのも驚きです。


 なお、コンクリート構造物の耐用年数は50年とされています。
 補修対策うが重要な検討事項になっています。
 特に、東海道新幹線はも昭和34年の着工からわずか5年で開業しています。
 その突貫工事のひずみがいくつか露呈され、特定日の午前中を運休させた若返り工事を43回も実施しています。
JR東海は軌道試験車両「ドクターイエロー」を10日ごとに走らせていますし、営業走行中に軌道点検も実施しています。

 さらに、平成31年からは鉄橋、コンクリート橋、トンネルの大規模補修を実施する計画で、費用の総額は1兆円以上になり、JR東海は、総費用の半分を積立てる計画で、2大規模改修引当金を計上しています。

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