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2013年バックナンバー

汚染水漏出止まらず

福島第一原子力発電所から汚染水が海に流出している問題で、東京電力は、平成25年8月23日、外洋につながる同原発の港湾入り口付近で、海水の放射性物質の濃度が上昇したことを認めました。

 東京電力は、平成25年8月21日、平成23年5月以降最近まで、10兆ベクレル(Bq)のストロンチウムと20兆Bqのセシウムを排出していると明らかにしました。
 このうち、ストロンチウムはセシウムとは違って、放射性物質除染装置(ALPS)を使ってもな除染が行われていません。

 放射科学の専門家(名前は記しません)は、「ストロンチウムが体内に入れば、骨に蓄積され、周囲の細胞をがん細胞に変異させる可能性が高い」とし、「ストロンチウムは測定が困難で、魚が食べているのかを調査するにも時間がかかる」と話しています。


 なお、いままでは「曲がりなりにも」、堰がある海中への流出でしたが、直接太平洋に流出したというのは初めてです。
 「タンクの汚染水の流出よりも深刻なのは1~3号機周辺の汚染地下水が直接海に流れ出ているという点」ですね。

 東京電力によりますと、福島第一原子力発電所の護岸から約500メートル離れた港湾の入り口付近で、平成25年8月19日に採取した海水から、放射性物質のトリチウムが1リットルあたり68ベクレル検出され、監視を強化した6月以降の最高値29ベクレルを上回わりました。
 前週の測定では、検出されていませんでした。


 魚類は大丈夫なのでしょうか。
 私自身は、歳が歳ですし、肉が中心で、魚をほとんど食べませんから(余命が短いといわれることがあります)、あんまり関係ないのですが、小さい子供は心配ですね。


 東京電力福島第1原子力発電は、タンク1基の不具合によって305トンの高濃度汚染水が漏れ、一部は海に流れ出たとみられ、さらに別の2基のタンクからも汚染水が漏れた可能性があります。
 原子力発電敷地内では膨大な量の汚染水が保管され、その量は今後も増え続ける。国家的な危機ととらえて打つべき手を早く打たなければ、事態悪化は避けられなくなっています。


 なお、日本のマスコミには大きく取り上げられませんね。
 BBCやCNN、あるいは、ドイツのZDFなどでは大きく報道されています。

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